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第35話(倉木と律※)
「おい、律大丈夫か? ベッドまでもうすぐだから、ちゃんと歩け」
案の定酔っ払った律をかかえ、倉木は自分のベッドまで運ぶ。
ドサッ! と律をベッドに下ろし、
「今水持って来るから待ってろ」
「うーん、わかった…」
(ハァー結局飲み過ぎたな…翔さんに迷惑かけて俺情けな…)
「ほら、律水飲みな? 」
「うん、ありがとう…」
「今日はどうしたの? なんかあったのか? 」
ペースが早い律を心配する。
「ううん、なんでもない。ちょっと飲み過ぎただけだよ…」
「じゃあ俺はシャワー浴びてくるから、先に寝てていいよ」
「うん…」
倉木はシャワーを浴びながら、
(今日の律はなんか、おかしかったな…俺律が嫌がる事したのかな? でも、それなら家には来ないよな? )
倉木は律の行動が分からず、考える。
(それにしても…律の酔った姿はやばいな…いつもより色っぽい…我慢するのも限界だな…)
「ハァー、ホントに無自覚って怖いな…」
ボソッと呟いていたら、急に扉が開いた。
「えっ? 律? ど、どうしたの? 」
「俺も入る! 」
「わ、わかった! すぐ出るよ! 」
倉木は慌てて、出ようとする。
律はその腕を掴み、押し戻す。
「ちょっ! 律? 」
壁に押し当てられた倉木は驚く。
律は無言で倉木にキスをした。
「んっ! り、りつ? 」
律は何度も何度も、繰り返しキスをする。
「ちょっと! 律、落ち着いて! 今日変だよ? 何かあったの? 」
力任せに律を剥がした。
律は無言のまま下を向いた。
シャワーの音だけが風呂場に響く。
倉木は優しく律を抱き締め、
「律、なんでも言ってくれて大丈夫だぞ? 1人で溜め込まないでくれ。俺は何か悪い事したのか? 」
優しい問いかけに、
「翔さん…俺って魅力ないの? 」
「えっ? 」
予想してなかった質問に倉木はびっくりした。
「なんで、そんな事聞くの? 律は魅力的だよ? 」
「じゃあ、なんで…」
「なんで? 」
「なんで、やらないんだよ! 」
「えっ? 」
「翔さんは、やっぱり俺が男だから、嫌になったんだろ? だから、やらないんだろ? 」
「律…まさか、君の悩みってその事だったたのかい? それはつまり、律は俺とやってもいいって思ってるって事? 」
「ああ、そうだよ! だいぶ前から準備出来てるのに、翔さん全然誘ってくれないから…俺に飽きたのか…やっぱり女の子がいいのか…って思って…」
律の告白に、倉木は驚き、そして微笑みながら、
「ごめんね、律。そんなに悩ませてたんだね。 」
律を抱き締めた。
「俺は律が、俺と付き合ったのが勢いっぽかったから、ちゃんと俺を意識するまでは、手を出さないように我慢してたんだよ? まさか、律から言われるとは思わなかったけど」
「じゃあ、俺とやるの嫌じゃない? 」
「まさか、今でも理性保ってるのが、やっとなのに許可もらったなら、遠慮はしないよ? 律、本当にいいの? 途中でやめないよ? というか、始めたらやめないよ? 」
「うん…いい…ンッ! 」
返事し終わる前に倉木がキスをしてきた。
それは自分からしたキスより、ずっと濃厚で、律の口の中を全て愛撫するようなキスだった。
「アッ…翔さん…ヤバい…ンッ…ハァ…ハァ…アッ…」
「律、可愛いね…今まで我慢してた分堪能させてもらうよ? 」
「ま、待って…ンッ…アッ…」
倉木のキスに律は我慢が出来ず、腰を押し付けてくる。
「ハァ…律…もうはち切れそうじゃないか? 」
「ハァ…ハァ…だって…翔さん…キス上手すぎ…アッ! 」
倉木はキスをしながら、律の物をしごきだした。
「アッ…アッ…アッ…ンッ…翔…さ…ん…ハァ…アッ…アッ…」
「律…そんな声は…反則だ…」
倉木は律を壁際に向かせ、背中にキスをしながら激しくしごきだした。
「アッ…ンッ…ンッ…そ…そんな…早く…アッしたら…アッ…俺…もう…ンッ…」
律は余りにも気持ち良すぎて、何も考えられなくなってきた。
「ハァ…ハァ…いいよ…1回出しな…」
倉木は更に激しく動かす。
「そ、そんな…アッ…アッ…ンッ…イ…イク…イク…アッ! …ハァ…ハァ…」
律は倉木の手で呆気なくイッてしまう。
倉木は律を自分の方に向けてまたキスをしだした。
「アッ…ちょ…待って…俺…イッた…ばかり…アッ…ンッ…なのに…ハァ…アッ…」
「待てない…この日をどれだけ待ったか…」
倉木の真剣な目に律は、身震いをする。
「翔…さん…アッ!」
また大きくなった律のものを今度は自分のものと一緒にしごきだす。
「ヤッ…ンッ…ンッ…クッ…アッ…」
再度しごかれ、律は立ってるのがやっとで、壁に手をつく。
「ハァ…ハァ…律…いい…ヤバい…」
「翔…さん…俺…」
「いいよ…もう1回…出しな…ハァ…ハァ…クッ…」
一緒に激しく動かしだした。
「アアッ…アッ…アッ…アッ…ンッ…アッ! 」
「ハァ…ンッ…ンッ…イク…ンッ…クッ! 」
2人同時にはてる。
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