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第37話(最終話※)
タタタンタタタン…
夜中の2時頃を回っていたが、雪の携帯が鳴り出した。
先に気づいたのは斉川だった。
「おい雪、携帯なってるぞ? 」
「うーん…もうちょっと…」
雪は朝かと思ってモソモソと丸まる。
「ったく! おい、今家からだぞ? 急用でも知らないぞ! 」
「えっ? 律から? 」
ガバッとは寝起き、携帯にでる。
「もしもし律? どうしたの? 何かあった? 大丈夫? 」
雪の心配ぶりに斉川が不貞腐れる。
「雪遅くに悪いな。どうしても知らせたくて…実は…」
「うんうん、そうなんだ! 律よかったね! おめでとう! うん、詳しくは帰ってから教えてね、お休み」
電話を切って斉川に、
「律と先生、仲直りしたみたいです」
雪が嬉しそうに報告する。
「そっか、よかったな。ところで、お前は俺より今家の方が反応いいな? 」
「そ、そんな事ないですよ! 今日飲みすぎてたから心配してて…か、和希さん? 」
説明してる側から雪にパジャマのボタンを外しだした。
「うん? 続けていいぞ? 」
と言いながら、雪の肌を触りだした。
「そんな…アッ…続けられ…ンッ…ないですよ! ンッ…寝ないんですか? 」
「そうだな…寝てる所を起こされたから、少し運動でもするか? 」
「そんな…アッ…ちょ…ンッ…待って…夜中ですよ? 」
「本当はもっと早くしたかったんだが、誰かさんが酔って先にグーグー寝たから、お預けくらってたんでな」
「そ、それは…眠くて…アッ…ちょっと…和希さん…」
雪の抵抗は無視して、雪の体を愛撫しだした。
「最後までやらないから、触らせてくれ」
「そ、そんな…ンッ…ンッ…ッ…そこ…ばっか…やだ…アッ…アアッ…」
必要以上に乳首を舐め、舌で転がす斉川に雪は止めてと訴えた。
そんな雪の涙目の顔を見て、斉川はゾクゾクする。
「ハァ…お前…その顔で言っても反則だぞ? 」
斉川は雪にキスをしながら、手をズボンの中に滑らせていく。
「アッ…ンッ…」
「嫌って言う割には限界きてるぞ? ヌルヌルじゃないか? 」
「和希さんの意地悪…」
更に涙をためで雪が睨む。
「ヤバいな、雪の表情はどれもくる…」
雪のズボンとトランクスを脱ぎ捨て、斉川は雪の大きくなったものを口に含んだ。
「ヒャッ! か、和希さん…ヤダ…アッ…アッ…ンッ…ッ…ハァ…ハァ…」
逃げ腰になる雪の腰をガッチリ抑えて上下に激しく動かす。
「アッ…アッ…ヤッ…ンッ…アッ…ッ…もう…ダメ…アッ…アッ…ンッ! 」
ベッドに倒れ込んだ雪に、優しくキスをする。
「ハァ…ハァ…もう…和希さんの意地悪…」
斉川は雪にパジャマを着させてあげながら、
「悪かった。余りにも可愛くて、ついいじめたくなった。満足したからゆっくり休め」
「和希さん…本当に寝るので大丈夫なんですか? 」
「えっ? 」
「だって…僕だけ…気持ち良く…ゴニョゴニョ…」
改めて言うと恥ずかしくなって最後は濁しながら伝える雪だった。
「なんだ? 優しいな。大丈夫だ、お前が気持ち良くなってくれるだけで俺は嬉しんだ」
そう言って優しく雪の頭を撫でた。
(そんな…僕も和希さんに気持ち良くなってもらいたいし…そうだ! )
意を決して、雪は斉川のズボンに手を伸ばした。
「雪? 何してる? 」
「僕もやってもいいですか? 」
「やるって…お前…おい! 」
斉川のズボンを下ろし、斉川のものをだす。
熱くそそり立つものを見て、想像以上の大きさに雪は驚く。
固まる雪に、
「だから、気にするな。そのうち収まるから」
ズボンを履こうとする斉川に、
「大丈夫です! 僕も和希さんを気持ち良くしたい! 」
雪はカプッと咥える。
「お、おい…」
雪は斉川にしてもらった様に斉川のものを口いっぱいに含み上下に動かしだした。
「フッ…ンッ…ハァ…ッ…」
雪のもどかしい動きに、逆に悶々が倍増してしまう斉川だった。
「雪…ハァ…もう…いいから…ッ…」
「ンーンッ! 」
雪は口に咥えたまま首を振る。
「クソッ…ッ…コラ! 」
強引に雪をはがし、押し倒す。
「あっ! 和希さん? 」
「お前…煽った責任とれよ? 」
「そ、そんなつもりじゃ…ンッ…」
激しくキスをされ、そのまま手を上にあげ拘束される。
「アッ…アッ…ンッ…」
激しいキスのあと、首から脇にかけて舐められ、ゾクゾクする。
「ヤッ…ハァ…ンッ…和希…さん…アッ…」
「さっきのは撤回する。雪…悪い… 」
「えっ? アッ…ンッ…アアッ!! 」
雪の表情に我慢できなくなった斉川は、自分のものを押し込む。
「アアッ…ンンッ…アッ…アッ…ハァ…ハァ…」
「クッ…ハァ…ハァ…キツッ…雪…力を抜け…ッ…」
「アッ…アッ…む…無理…ンッ…です…アッ…アッ…」
「クソッ…ッ…悪い…ハァ…ッ…イク…クッ!」
「アッ…アッ…ンッ…僕も…アッ…アッ…ンッ…ンッ…アッ…アッ…アアッ!! 」
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「雪、おはよう」
「ん…」
斉川に声をかけられ、雪は眠そうに目を開ける。
「おはよう…ございます。もう朝ですか? 昨日は…アッ! 」
昨日の事を思い出し、急に恥ずかしくなり、斉川を睨む。
「もう、和希さん! ダメって言ったのに…」
不貞腐れる雪の頬にキスをしながら、
「悪かった、お前が可愛すぎて止まらなかった。次からは気をつける」
「本当ですよ? 」
優しく言われすぐ機嫌が直る雪だった。
そんな雪を優しく見ながら、思っていた事を口にする。
「雪…」
「はい? 」
「一緒に暮らさないか? 」
「えっ? 」
「ここで、俺と一緒に住まないか? 」
「和希さん、本気ですか? 」
斉川の顔は真剣で、冗談じゃない事がわかる。
「嫌か? 」
ううんと首を横にふる。
「びっくりしただけで、嫌じゃないですよ! とっても嬉しいです! でも、さくらちゃんに悪いし…」
「大丈夫だ、アイツはお前の兄と住みたいそうだ」
「えっ? そうなんですか? 」
「さくらのやつが、「私が雪さんとこ行くから、お兄ちゃん雪さんと住んで」っていい始めたのが最初なんだが、それもアリだと思ってな」
「えー、いつの間にそんな話が…」
「翔にも聞いたら、今家と住むのは全然大丈夫! らしいから、雪が大丈夫なら、みんなで引っ越しだ」
自分の知らない所で話が全て決まっている事に驚いたが、
「さくらちゃんは凄いですね? 安心して兄さんを任せられます」
「なら、いいか? 」
「ハイ! 僕も和希さんと一緒に住みたいです」
雪は嬉しそうに、答えた。
そんな雪を愛しそうに眺め、抱き締めながら囁く。
「雪、愛してる。ずっと一緒だ」
「ハイ。僕も愛してます! 」
斉川は優しく雪にキスをしながら、押し倒す。
「ちょ! 和希さん? 朝ですよ? 」
慌てて、推し戻そうとする雪に、
「わかっているが、余りにもお前が可愛くて…雪いいか? 」
「ええっ? 今ですか? 」
「だから許可を取ってるんだ。昨日は強引だったから、ちゃんと許可をもらわないとな? 」
いたずらっぽくニヤニヤしながら、雪の首筋にキスをしだした。
「全然許可とってないじゃないですか? もう! 」
文句を言いながらも、拒否をせず斉川を受け入れていく。
朝日の入る部屋で2人は自分達の世界に入っていった。
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