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第21話※自慰強要
家に上がらせてもらったどころか、慧の私室で何をのんびりくつろいでるんだ……。
明らかに俺を意識して、心臓バクバクなのは慧も同じようだった。
アプリ入りのスマホをテーブルの下で隠れるように慧に向けて見たら、例のスイッチの画面が出ていたから。
「そういや、まだ家族帰って来ないよね?」
「ん? ああ、その予定だが……」
「俺への償いがしたいって、本当に思ってる?」
「それは、もちろんだ!」
「じゃあ……さ。また良いことしようよ」
そこで例のアプリのスイッチをオンにした。
スマホの画面が赤く、波形が深く変化していることもわかる。しっかり催眠状態に入ったんだ。
「なら俺、慧がオナニーしてるの見たいなぁ。てか慧でもオナニーするの?」
「そ、そりゃあ、どうしても我慢できない時には、たまには……。けど……悠太の前で……?」
「うん。あとさぁ、いやらしい言葉使ってよ。その方が俺も興奮すると思うんだよね」
「へ……? それって、どんな……?」
知らないのかよ。博識だけど、そういうとこは疎いお坊ちゃんなんだなぁ。
でもそれをさらに俺好みのドスケベ淫乱男に開発できると思うと、たまらなくなる。
「いやだからさ、ペニスはチンポ、アヌスはケツマンコ、とか……いろいろあるから俺で覚えて!」
「わ、わかった……」
「んーとね、そこに座ったまま、下脱いでM字に股開いてね。俺に見えるように思いっ切りさ。足閉じちゃ駄目だよ」
「んっ……こ、こう? これでいいっ?」
顔を耳まで真っ赤にして、ベッドサイドにもたれかかると、ゆっくり股を開く慧。
他人の前で、下半身丸出しなんて。こんな恥ずかしい格好、せいぜい親にオムツ替えしてもらっていた乳児期以来だろう。
慧は恐る恐る、というように自らの股間に手を伸ばした。
「そーそー! てーか慧の包茎チンポほんっと可愛いなぁ。童貞?」
「うん……まだ、経験ない……」
「アナル処女はとっくに卒業したのにね〜。俺にオナニー見られるって想像しただけでそんなになっちゃうんだ」
今の慧のペニスは半勃ちではあるが、既に余った皮から亀頭が覗いて我慢汁がツーッと溢れ出るほど。
「んっ……。だって、悠太にこんな恥ずかしいところを見られるなんてっ、僕も興奮するに決まってる……」
「そっかそっか、そうだよね。慧は素直な良い子だもんね。そしたらさぁ……チンポ扱きながらケツマンも指で弄ってよ。ほぐれたら俺の挿れてあげる」
「む、難しいよ……」
「俺のチンポ欲しくないの?」
「いやだっ……欲しい……! でも……ううん、言い訳してる暇ないよな、悠太の言う通りにするからぁっ、ちゃんと挿れてくれっ。約束だぞ……?」
「うん、うん。わかってるよ」
俺のチンポが欲しくてシコシコ一心不乱に自分のを扱いてるなんて、唾をつけた指でケツをほじってるなんて、情けないにもほどがある。
でもこんな扇状的な慧を見られるのは俺だけ。
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