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第23話※催眠和姦
お互いに服を脱ぎ散らかして全裸になり、慧をベッドに仰向けに寝かせる。
オナニーさせたからか、そもそも「アナルセックスが好き」と命令させたからか、慧の尻穴は充分にほぐれていた。
パクパク開閉して、わずかに粘膜が膨らんで、蕾のようとはよく言ったものだ。
実のところは慧のオナニーを見ながら自分でも扱きたいくらい、たった少しの間だけど禁欲していた。もう下半身は臨戦体勢だ。
「挿れるよ」
今度はより深く、ゆっくり催眠セックスを楽しむために、余裕を持って徐々に腰を進めていく。
「んおぉ゛ッ……♡ ひぃッ……また挿入って……僕のあそこ……け、ケツマンコに……♡ 悠太のオチンポがぁっ……♡」
いやらしい言葉を使って、と言ったせいか、慧の口調が普段と比べありえないくらい異なる。
ただでさえ清らかな印象しかなかった慧に卑猥な気持ちを抱いていたのに、その慧が恥ずかしげもなく淫語を発するなんて、何倍も昂ってしまう。
「そうそう! その調子! 淫乱な慧、好きだよ」
「っ!」
好きという単語に反応したのか、慧の雄膣がギュッと根元を強く締め付けてきた。
「悠太は……い、淫乱な僕が……好き?」
「え、あ……男は……マグロよりはやっぱ感じてくれる方が良いって。皆そう、当たり前のことだよ」
「そ、そういうもの、なのか……」
危ない危ない。
今は「俺が慧を好き」なのではなく、「慧が俺を好き」なのだ。
実は俺の方が片想いでした、一方的な行為でしたなんて知れたらまずい。
催眠にかかっているからと言って甘んじることなく、慧の意識をより性欲に向けるべく、わざと下腹を大きく打ち付ける。
勉強か寝るかの二択しかないような殺風景な部屋中に、パンパン淫靡な音が鳴り響く。
丈夫なはずのベッドのスプリングもギシギシと悲鳴を上げる。実に素晴らしき背徳感だ。
「あへぇえええっ♡ なにこれぇっ、悠太の動き強すぎるッ♡ 僕のトロトロマンコで包んであげるぅっ♡」
「うおっ……すごっ……マジであったかくて柔らかくて気持ち良いっ……チンポ溶けちゃいそう……! 慧、俺の前でだけもっと乱れるんだよっ、いい? これは命令だよ」
命令という言葉には強力な言霊が宿っているのか、慧の乱れようが激しくなった。
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