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第27話

 俺なんてリアルの友達がいなくてうちに上げたことがないから、慧を入れるのは母さんのシフトが遅い時。  思春期男子の性欲を侮るなかれ、校内でも野外でも俺達は隠れてヤりまくった。  そのたびに慧はどんどん淫らになっていって、もう催眠状態にしただけで表情が緩み、乳首やチンポを硬くして俺を求めてくる。  本番はもちろんのこと、ちょっとチンポを扱いただけで射精するし、ケツをほじっただけで目を白黒させてメスイキするし。  俺ならともかくあの慧がどこで覚えたんだよってくらいはしたない言葉ばかり使ってアヘアヘしまくり、日を追うごとにどんどんエロくなっている。  本心は慧が俺のことをどう思っているか、なんて考えもしない。  もう授業とか進路とかだってどうでもいいくらい、素晴らしい生活だった。  さすがのアプリでも、慧が物理的にできないことはストップがかかるらしい。  それは「もっと慧が頭良くなって、セックス漬けでもノー勉強でいられるように」とか。  「慧的NGプレイを口にしたり、実際やろうとすれば、慧の抵抗力が高まる」とか。  無理やりそういうプレイをするのもオツだけど、肝心の催眠がもし自動で解けたりしたら本末転倒だ。  慧が難色を示すことは、しない。  けど、もし興味がありそうなら……それはそれで。  慧の家にも招かれることが多くなって来た頃、セックスの締めにディルドをぶち込んで放置して帰って来た。  催眠スイッチをオフにしたのは橘花家を去ってからなので、突然正気に戻った慧は知らないうちに尻に異物、しかも明らかに擬似性交に使われるものが挿入っているなんて、誰にも言えないし自ら抜けるかどうか……。

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