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第39話※浴/飲尿

「あぁっ……はぁ……めっちゃ出た……。え、ええぇ!? 飲んじゃった……? そ、そこまでしなくても良かったのに」 「そんなのもったいないよぉ……悠太の特別ザー汁ごっくんするのも気持ち良かった♡ 本当に……いっぱい出たね♡ 僕の食道から胃……身体の中まで悠太のザーメンで犯されてる……♡」  唇からこぼれそうになった白濁を指先で拭って、まるで生クリームかのようにこれ見よがしに舐め取っていく慧。  淫らすぎて、今日はやらないと言ったにも関わらず、やはりこのまま野外セックスもしたくなる。  でも、辛抱せねば。ここで慧と交わってしまったら、俺の脆くてすぐに壊れてしまう決意が一瞬で吹き飛んでしまう。 「……ふぅ。ま、飲むのは命令してなかったけど……ちゃんとできたから、約束通りご褒美あげるね。そのまま俺のチンポ見てて。絶対動かないで」 「うんっ」  まさか慧が自らザーメンを飲んでしまうとは思っていなかったので、少々計画は狂ったのだが。  おかげで次の段階へと駒を進めることができる。催眠状態であろうが、これでも俺を拒絶しないだろうか。  射精が終わり、直後に催したものすら慧の顔めがけて一滴残らずぶっかける。 「んっ……んぶぶぐぶっ!?」 「ザーメンいけるならさぁ、これもできるだけ飲んで、浴びてよ。ほら、俺の新鮮なザー汁味付きションベン」 「げほっ……ん……んんっ……ちゅぱ……んんぁ……あぅぅぅ……ッ」  慧も許容範囲外の量のものには苦労している。けれど。  全て終わって顔を上げた慧は、何も変わらずどころか、発情期の犬みたいに息を荒げていた。 「はぁっ……あ……は……♡ 悠太の小便シャワーこんなに浴びちゃった……♡ すごい臭い……んうぅ♡ もう洗いたくないぃ♡」 「洗わなきゃもうマンコしてあげなーい」 「それはやだぁ♡ いじわるぅ♡」 「つか、こんなんで良いならいつでも浴びせてあげるから。今度は全部飲んでね」 「うんっ♡ 飲むからいっぱい出して♡」  そんな今後あるかどうかの口約束さえ、俺のションベンに塗れてもなお美しい慧は喜んでする。  さすがに浴尿状態は、人間の質量とアンモニア臭である。  事が終わってもしばし催眠は解かず、「すぐに家に帰って、誰にも知られないようシャワー浴びて。制服も洗ってね」と指示した。  その場に居させて俺だけ公園を離れ、そろそろ慧も帰ったかなという良きところで『昨日雨だったせいか、トラックの跳ねた泥水で全身ずぶ濡れになったの平気?』などと試すような連絡をした。 『すまない。塾が終わって君と話をした後のこと……よく覚えてない。やっぱり、一度精密検査を受けた方が……』  どうにも催眠が解けている状態の慧は、決して冷たいという訳ではないけれど、少しだけ俺に距離感があった。

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