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第41話※催眠解除(無理やり)
今日の目的はそうじゃない。
もう慧の身体はしっかり開発できたと思う。俺のチンポに屈するセフレにでも肉便器にでも何でもなっている頃合いだ。
だからピストン運動でまた慧が嬌声を上げ出したのを見計らい、行為の途中で催眠スイッチをオフにしてみた。
非合法なものを使って従えた慧は……それが正に行為中に解けた時、どんな反応をするんだろう。
だがそれも杞憂だった。
瞬間、微睡んでいた瞳に光が戻り、快楽に溺れていた慧が、学級委員長の──優秀な医師の息子の──そんな凛々しさを取り戻す。
そしてもちろん、目の前の俺と、下半身の違和感と、繋がっている箇所を何度も目で追って──ようやく現実が追いついて来たらしい。
「な、なにっ……いったい何が起こって……悠太……? 嘘だっ、あぁっ、どうして僕っ、悠太とこんなことして……」
「親友同士でセックスする奴がどこにいんだよ。俺が慧に襲われて、それでも許すって? そんな都合の良い話、ないない」
「意味がわからな……ゆ、悠太、とにかくいったん抜いてくれっ。こんなんじゃ話もできな……ひゃうぅっ!?」
催眠アプリのスマホを取り出す。
不思議そうに見ていた慧だが、俺がこれを使って以降、自分の記憶が混濁していることなどはわかっているはずだ。
「それ、は……あの時の……? 悠太……いや、九重と……僕は今まで、何度も……あ、ああぁっ」
「思い出した?」
ニッと悪役みたく口端を吊り上げてみせると、慧の顔色がみるみるうちに青ざめていく。
まるで走馬灯のように、今までの行為の記憶の数々が一気に呼び起こされているに違いない。
「九重っ……! す、全て君が仕組んだことだったのか! 何故こんな……あぁっ、んっふ、動くなぁっ……」
「残念でした。もう慧は俺のチンポがないと生きていけないみたいだよ。俺専用のオナホールにしてあげるね」
「ふざけるな! じゃあっ、最初に僕が君を襲ったと言うのも、好きだと言ったのも、嘘だったんだな!?」
「うん。だって俺の方が先にずっとずっとずーーっと慧が好きだったんだもん。それだけだよ」
「九重……君、ど、どうかしてる……」
「でもさぁ、慧も良い思いできたでしょ? 今もっ……表向きは抵抗してるのにこんなに俺のチンポ締め付けてきて、早くザーメン欲しいって身体が覚えちゃったんだね」
「い、嫌だっ……誰か……ひぐぅっ!? んああぁあああっ! あひっ! あ、ぁ、あぁんっ」
腰を振り乱すたびに慧はこれまでの快感をも思い出し、途切れ途切れに喘ぐ。
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