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第46話※甘々
キスをしている間にこちらも頭がぼーっと靄がかってきて、慧が俺以上に発情していることに気付かなかった。
力の抜けた身体は指先でちょっと押された程度で床に倒れてしまう。それを、そういえば服は乱したままだったことに気付いた時には時遅し。
なんと俺の下半身の屹立を狙って、慧は自らのアナルにズブズブと挿入してきたのだ。
「んぐぐぐぅっ……!? け、慧ッ……!? 何して……」
「ふはぁっ、あぁっ♡ 見ればわかるだろう……? さっきの続き……。ほらっ、また、こんなにも悠太の雄々しいオチンポが僕の中に奥深くまで挿入って、膨張してる……♡ あったかい……すごく……僕まで満ち足りた気分になる……っ」
騎乗位の体勢になった慧は、両手を俺の腹に乗せてM開脚になり、わざと繋がっている部分を見せ付けるようにする。
あの慧がスパイダー騎乗位とは何事か。こんなのどこで見た。どこで学んだ。
俺が慧をオカズに自慰に耽っているのと同じで……俺のこと考えながら、性的なものを積極的に見聞きしたりオナってる? ま、まさか。
そうして、ゆっくりではあるが腰を使い始めた。
上下にパンパンとピストン運動しながら、自分の良い場所も探りつつ妖しく腰をくねらせる。
慧のなすがままにそんな卑猥なことをされたら……されたら……俺だって。
「くうぅっ! 慧! エロすぎなんだよ、このっ!」
俺の腹の上でゆったり焦らすように動く慧とは真逆に、こちらは昂りを全てぶつけてガツガツと腰を突き上げる。
「俺の……ほ、本当に、正真正銘俺の恋人の慧……っ! 一緒に気持ち良く、なろうな……!」
「あっ! んぁああっあぁああんっ!? や、やっぱりっ、身体が覚えてるっ……!? 全然痛くないっ……気持ちいいっ……! もう悠太を見るだけでっ、考えるだけで……あぁぁ……チンポがバキバキになる……♡ 彼氏ぃ……♡ 悠太が恋人になってくれて最っ高に嬉しいっ……♡」
そう喘ぐ慧のチンポは嘘偽りなく我慢汁ダラダラ、バッキバッキに血が集まったそれはそれは猛々しいもので、自分で言うのも何だけど嬉しくなる。
……そう、恋人同士なんだって身も心でも理解できて、口元のニヤけが抑えられない。
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