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第4話 壁の向こうに③※
その日の客は、眼鏡をかけたデブの中年男だった。
男はミキにメイドコスチュームをさせた。
レースのカチューシャ。
太腿の途中まである、白のシースルータイツ。
胸の部分だけ長方形にくり抜かれた丸襟ブラウス。
白いフリルエプロン。
部屋の中央にある金属バーから垂れたSM用のレザー紐に、手首と足首を括りつけられ、X字の大股開きで固定される。
「おまんこ、キレイに洗ってきたか?」
バラ鞭を手にした下着姿の男が、ミキのアナルの尻襞を、鞭でなぞる。
「あっ、はっ、はいっ……! きちんとお掃除してきましたっ!」
「おまえみたいな淫売、どんなバイ菌持ってるかわからねぇからな」
男が、鞭の持ち手の太い部分を、ミキの尻穴にグリグリ突っ込む。
容赦なく抉られる痛みに、(うっ……)と顔を歪めながら、
「だっ、大丈夫ですよぉっ♡ ちゃんと検査してますからぁっ♡」
明るく答えてみせる。
「ふ……ん? おい、エプロンがスケベ汁で濡れてるぞ」
股間を覆っていたエプロンをめくった男は、
「もうチンポ勃ってやがる。なに期待してんだよ、エロマゾ」
スケベ汁の滲みだしたミキのチンポを、ピンッ! とはじく。
「あっ……! ごっ、ごめんなさいっ。もっ、もっ……早くいじめてほしくてぇっ♡ ドマゾ汁が出ちゃいましたぁっ」
「へっ! このヘンタイが」
男は、アナルから鞭を引き抜き、
「そんなにいうんならいじめてやるよ」
バラ鞭をチンポに振り下ろす。
「うっ! うぐっ――うぅっ……!」
バチ―ン! バチ―ン! と往復ビンタのように飛んでくる鞭に、ブルンブルン揺れ動くミキのチンポ。
「ちっせぇチンポだなぁ! 当てるのが難しいじゃねぇか、まったく」
亀頭を狙って打たれ、「ひっ! いぃっ!」と拘束された手足をギシギシきしませながら、
「おっ! たっ、短小ザコチンポでっ! もっ、申し訳ありまひぇんッ!」
情けない謝罪をするミキ。
「おい、短小バカチンポ、きったねぇザコ汁とまらねーぞ? ちっとはガマンできないのか、マゾカス」
「うっ、いっ、痛くされるとっ、感じちゃうドマゾなのでっ! ひっ……! いぃっ! ごっ、ごめんなさいっ……!」
「ケツ穴もパクパクしてんぞ? まったく恥ずかしすぎるユルマンコだな」
ミキの尻穴を覗き込んだ男は、
「落書きオプションも付けたからな。淫語落書きしてやるよ」
床にばらまいた淫具のなかから、油性マジックをとりあげる。
「『ヘンタイおまんこ調教中』『チンポ入れて♡』……チンコのマークも描いておくか」
ブツブツ言いながら、ミキの太腿に好き勝手な文字を書いていく。
「こっちも書いてやるよ」
乳首のまわりに、女性器の卑猥なマークを描きこみ、
「へへっ! サイコーに無様だな。おい、こっち向いてピースしろ」
尻ポケットから取り出したスマホで撮影しようとする。
「はっ、はっ、はぁっ……いっ♡」
手首を金具で拘束されながら、ミキはヒクヒク震える指でピースする。
「うーん、『おまんこ調教中』だからなぁ、もう少しなにか……そうだ」
男は、リュックの中身をひっくり返す。
アナルパール、イボ付きディルド、スタンガンなどが、床じゅうに散らばる。
「そらっ! クパクパゆるゆるおまんこにアナルパールのプレゼントだ!」
赤いアナルパールをいきなりねじ込まれ、MAXでバイブを入れられる。
前立腺をダイレクトに擦られる刺激に、
「うっ! いっ! ぎもぢいいっ! メスイキスイッチ入っちゃいまひゅうッ♡」
チンポから、ピュルピュルスケベ汁を飛ばすミキ。
「この変態マンコ。勝手にイくんじゃねーぞ」
ミキのツインテールをぐいっとひっぱった男は、床に落ちたスタンガンを取り上げ、バチッ! バチチチッ! とミキの目の前でスイッチを入れる。
「あっ、なっ、なにすっ……?」
ひきつった笑顔のミキに、
「なにって、こいつの電流をおまえに流しこむんだよ」
鬼畜な笑みを浮かべる。
スタンガンに電流コードをつなげ、コードのクリップでミキの乳首を挟む。
「ひっ……!? やっ、やめッ……てっ……!?」
必死で懇願するミキを無視した男がスタンガンのスイッチを入れる。
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