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第15話 聖なる夜の淫夢④※

「おっ、おチンポッ……♡ おチンポッ、ほっ、ほひぃっ♡   あっ、ありがとうございますっ、旦那さまっ♡」  とたん、ミキの瞳がランラン光りだす。 「こいつ、すっかりいかれちまいましたね」  撮影していた手下が頭の横で指をクルクル回す。 「だいぶ(ヤク)キメられてんだろ」  と笑う桐ケ谷。  その瞬間、三井田は理解した。  焦点の合わないミキのうつろな目。  ミキは麻薬漬けにされ、鬼畜な飼い主の家畜奴隷として生きていたのだ……。 「みぃたん……♡ 会いたかったぁ……♡♡♡」  三井田の股のあいだにうずくまったミキは、 「最後にお願い――みぃたんのおチンポ……入れさせてぇ……」  三井田のジーンズのジッパーを下ろす。 「ミッ……ミキ……!?」  後ずさる三井田を後ろから羽交い絞めにした手下が、股間を覗き込み、 「はっ、なんだよ。もうチンコカチカチじゃん」  と笑う。 「家畜奴隷ブタまん子のドスケベヘンタイショーでおっ()っちまったのかぁ?」  トランクスの前から、ぶるんっ、と飛び出す三井田の屹立したペニス。  先走りの液の滲むそれにミキはしゃぶりつく。 「おっ、むっ……! ハムッ……! むっ……ぅっ――んっ……!」 「あっ……! アァァッッ……!」  脳天を突き抜ける強烈な快感。  舌ピアスに敏感なところをカリカリ刺激され、のけぞった三井田は、ミキの口のなかにドピュッと精を放つ。 「もうイッたのか? 早漏だな、こいつ」  手下に笑われ、恥ずかしさで顔が真っ赤になる。  三井田の精液を口のなかに含んだまま立ち上がったミキは、手下のスマホに向かってちんちんポーズをとり、口を開けてなかに溜まったザーメンを見せる。 「……ッ……! んっ……! ……」  家畜奴隷は、飼い主の許可が出るまで、ザーメンを飲むことはできないのだ。 『よし。飲め、ブタまん子。飲み終わったら、いつものように礼を述べろ』  鼻水とよだれまみれになったミキはザーメンを飲みほし、 「んっ、ぐぅっ……! ブッ、ブヒッ♡ おちんぽミルクッ! おいひぃでブヒッ♡ ありがとぉっブヒブヒブヒィッ♡♡♡」  とフゴフゴ鼻を鳴らす。 『次は騎乗位見せつけハメちんこだ。桐ケ谷にゼリー入れてもらえ』  桐ケ谷が、四つん這いになったミキのアナルにキャンディ型のラブローションをねじ込む。 「あっ……はぁっ……んっ♡♡♡ おっ、おまんこっ♡ 熱いっ♡」  熱で溶けたローションが、尻穴からトローリ、と流れ出す。  その痴態に、ふたたび勃ちあがる三井田のペニス。 「あっ、みぃたんのおちんぽっ♡ またおっきしてるぅ♡」  目をキラキラ輝かせたミキがうっとりした表情でつぶやく。 「うれひぃ……ずっとずっとみぃたんのおちんぽ――いれてほしかったんだぁ……」  ミキの頬をハラハラ流れ落ちる、ひとすじの涙。 (ミキ……)  それを見た三井田の頬も、熱く濡れる。  ミキと過ごした夏の思い出が、映画のエンディングロールのように脳裏を駆け巡る。 「ごめん……」  三井田は、 「ごめん……ごめんなミキ――助けてあげられなくて……なにもしてやれなくてほんとうにごめん……」  振り絞るような声でミキに語りかける。 「みぃ――たん……?」  瞬間、ミキの目に正気の色が戻る。  愛しいその目に突き動かされた三井田は手下の腕を振りほどき、 「やめろッ……!」  と叫んだ。 「もうこれ以上ミキを侮辱するなっ……!」  立ち上がった三井田は、獣のような雄たけびを上げ、桐ケ谷に突進していった。

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