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★第18話 ラブホ2
ハルマは奥まで口に含んで、ゆっくり舌を動かしている。
自然と俺は、ハルマの頭を押さえて腰を動かした。
ハルマは吸い付いたまま、動きを受け入れてくれている。
「は、あっ!あっ……!」
俺も声を出さずにはいられなかった。
ハルマの、俺を掴む手にも力が入る。
「ん!あっ!はっ……!」
ハルマの舌と唾液が絡みつき、クチャクチャと音が響く。
「あぅ……っ!!」
出してしまった……。
離れたハルマの口と、俺のソレに糸がひく。
俺は、腰がくだけるようにその場にへたりこんだ。
ハルマは、息を荒くしてティッシュで口を拭っている。
俺はボーッとしたまま、それを見ていた。
ハルマからティッシュを差し出される。
なんとか体を動かして、ティッシュを受け取り、そそくさと拭く。
「お……犯された気分……。」
腰を振ったのは、俺だけど。
「……嫌だった?」
「き、気持ち良かったから、怖いよね。」
俺の性的嗜好に多様性の時代が来た。
「……気持ち良かったなら、良かった。」
「口に出されて……嫌じゃないの?」
出しといて、聞く俺って。
「リョウスケなら……いいよ。」
愛って、すごいな。
よろけながら立って、ハルマをベッドに誘う。
いや、まだ二回戦は難しかったが、横になりたかった。
服を脱ぎパンツだけになってベッドに入ると、ハルマも服を脱いだ。
足を絡めながら、ベッドの中で抱き合う。
このまま終わったらダメだ。
ハルマにも気持ち良くなってもらわないと。
ガンバレ、俺の下半身。
「ハルマは……どんなエッチが好きなの?」
今更。
順序逆だよなぁ。
「リョウスケとなら、何でもいいよ。」
一周回って、NTRに行き着くような奴ですけど。
「その、なんか特殊なのない?まあ、今も、特殊ですけど。」
「……近くに人がいて、バレたらまずい状況とか……興奮する…かなぁ?」
「ああ、たとえば、タツオミと三人で旅行に行って、タツオミが横にいるのにヤッちゃう……みたいな。」
「具体的になると、なんかヤダな。」
ハルマは萎えたようだが、俺は違った。
俺が寝ていることをいいことに、タツオミがハルマの布団に入る。
ハルマはタツオミに何らか弱みを握られていて、拒めない。
ああ、理由は、俺のため、がいい。
なんか、自己犠牲的で……。
タツオミに犯されながらも快感に溺れるハルマ。
でも声を出してはいけない。
うん、旅先では俺の隙をついて、ライトに何回かヤッてもらおう。
俺の下半身はそれでよいらしい。
「リョウスケ……今の話でなんで元気になったの?」
「あ、いや!モテそうなタツオミに対する、優越感?」
「……俺とヤッたからって、タツオミをマウンティングはできないと思うけど……。」
内容は、なんでもいいんだ。
今、元気になれば。
ハルマを気持ち良くさせるためなんだ。
何度もごめん、タツオミ。
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