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★第39話 ハルマと仲直り

さて、記念すべき仲直りエッチなのだ。 ハルマを気持ちよくさせるにはどうしたらよいか。 昨日も先輩とキスしてるのだから、キスは飽きてるかもしれない。 「ハルマの口を気持ちよくさせるのにさ、カシワギ先輩と同じ舌だとあんま変わんないと思って……。」 思い切って、これでいってみよう。 膝立しているハルマの、丁度目の前に俺のそれがくる。 ハルマが嫌がるなら辞めればいい。 ハルマは、俺のそれを舐め始めた。 ハルマ……自分から、そんな積極的に…。 やっぱり……エロいんだよなぁ。 ハルマを気持ち良くさせるつもりが、俺の方が快感で朦朧としてきた。 ハルマの頭を押さえて、奥まで入れた。 「んふっ……。」 ああ……ハルマ……なんて健気な……。 ハルマも俺の腰に手を添える。 自然と腰が動いた。 口内でこすられる。 「あっ!はあっ!」 気持ちいい……。 もう、漏れそうだ。 外に出そうと動きを止めると、ハルマは軽く口に含んだまま手でさおをしごき始めた。 ああ!そんなサービス……。 「ハルマ……!出る……っ!」 出てしまった……。 ハルマがティッシュで拭いてくれる。 俺は息を荒げながら、ベッドに腰掛けた。 「……ハルマ……。」 「……何?」 「カシワギ先輩の舌と……俺に口に入れられるの……どっちが気持ち良かった……?」 何聞いてんだ俺。 やってること、全然違うからね。 「……リョウスケの方……。」 ……恥ずかしそうに言ってくれるのが、もうたまらない。 やっぱり、ハルマってMなんだ。 俺、あんまりSの才能はないと思うけど、がんばろう。 「……こっちおいで……。」 ハルマが素直に寄ってくる。 仰向けに寝かせて、服を脱がす。 自分も服を脱いだ。 「ハルマのことも、気持ちよくさせてあげるから……。」 ハルマのお尻に手を伸ばす。 「カシワギ先輩に……ここは触られなかった?」 一応確認する。 「うん……。」 しばらくしてないせいか、きつい。 「カシワギ先輩に触られることを想像して……自分で入れたりしなかったの?」 「してないよ……。」 指が入った。 「カシワギ先輩に入れられたら、どうする?こんな風に。」 ぶっちゃけ、昨日の妄想の内容です。 指を動かして反応を見る。 「ふあっ……!そんな……入れさせないよ……。」 「キスを許したんだから……。先輩は期待してると思うよ……。」 そう、俺とタツオミがいい例だ。 最初を許すとね……。 そんな反省をしながら、指を出し入れされる。 「あっ……いや……あっ!しないよ、ホントに……っ!」 「先輩、優しいけど、確か剣道部だよね。ハルマは体なまってるから、きっと押し倒されたら、やられちゃうよ……。」 そうだよ。 先輩の優しい顔と鍛えた体のギャップが女子を萌えさせてるんだよ。 先輩が本気を出したら、ハルマの尻を襲うなんてすぐできちゃうはずだ。 嫌がるハルマを押さえつけて…… 指を奥まで入れられて…… 「あっ!あぁっ!」 喘ぐハルマを見たら…… そりゃこっちの理性も飛びますよね……先輩…… そう、ハルマって、嫌がってんだか、誘ってんだか、わかんないんだよな。 「……ホントは、色んな男にやられたいんじゃないの……?」 どうしても、俺だけじゃワンパターンだ。 男だって、色んな女の子としたい願望があるんだから、そう思うのはしょうがないよね。 「そんな……そんなこと、思ってないよ!」 うーん、そんな一途なことを言ってるそばから、他の男のものを受け入れちゃうのがNTRの醍醐味……なのか? 俺は、ハルマの中に自分のを一気に入れた。 「うあっ!!」 ハルマが息を荒くして、顔を赤らめている。 汗ばんだ体がビクついている。 「ハルマ、可愛いから、こんな姿を見て一回でも見せたら、狙われちゃうよ……?」 ハルマを気持ち良くさせるために、腰を振る。 あの優しい先輩だって、こうなったらもう止まらないだろう。 「はぁっ!あっ!あんっ!」 喘ぎ声がますます俺を興奮させる。 先輩にもこのエロい声を聞かせてやりたい。 「……俺は……ハルマがそうしたいなら……それでもいいよ……。」 「……なんで……そんなこというの……?」 もう、妄想だけなく、本当にNTRに憧れている自分がいる。 「そん時は……どれだけ気持ち良かったか……教えてね……。」 できる限り詳しく……。 そう思いながら深く突いたら、イッた。 ちょっと呆然としたが、俺だけ気持ち良くなっていたと気づいて、ハルマのを舐めながらしごいた。 「リョウスケ……俺は……リョウスケとじゃなきゃ、嫌だよ。」 ハルマが泣いている。 マズイ、なんか変に真面目に受けとめられてしまった。 ハルマに覆い被さって、キスをした。 「ハルマ……俺も、ハルマとじゃなきゃしたくないよ。ハルマと仲良くしたい。ずっと……。」 それは、そう。 仲良くしたい。 気持ちも、体も。 そして、何度もキスをした。

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