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★第49話 ハルマとカシワギ

部屋に入り、カシワギ先輩にベッドに押し倒される。 キスの嵐だ。 上半身を裸にされる。 先輩も上を脱いだ。 優しい顔からは想像できないくらい、筋肉がついていて細マッチョだ。 「ハルマは……どんなエッチが好きなの?」 カシワギはハルマに覆い被さり、耳を舐めながら聞いた。 「……特には……。」 今度は首筋を舐められる。 「相手次第……?」 「わ、わかんないです……。そんな経験ないんで……。」 乳首を吸われる。 「あっ……!」 「リョウスケとしか、したことないの?」 「……はい……。」 乳首を舐められながら、下も弄ばれている。 自然と息が荒くなる。 「リョウスケって、エッチはうまいの?」 「……わかんないです……うまいかは……。」 「じゃあ、ハルマにとっては気持ちいい?」 「…………はい…………。」 「ふふ。じゃあ、負けないようにするね。」 カシワギは、ハルマのズボンを脱がせ、露出したハルマのものを咥えて愛撫を始めた。 「んっあっ!」 「ハルマ……好きだよ。ここも、可愛いね……。」 カシワギがジュルジュルと音を立てながらしゃぶる。 「あぅ……っ!」 「ハルマのにおい……エロい……。」 カシワギは咥えながら、強くしごいてくる。 「あっ!あ、出ちゃう……っ!」 カシワギは急に手を止めた。 「……気持ちよくなった?じゃあ、ハルマの中に入ろっかな。」 カシワギはハルマの穴に、指を入れた。 「あっ、やっ……!」 指の数が増え、中で動かされたり、出し入れされる。 「ああ……っ!」 気持ち良さと罪悪感が入り混じる。 もう、先輩のを入れられてしまう。 リョウスケ、ごめん……。 そう思ったとき、スマホが鳴った。 「……電話出たい?」 「……は、はい……。」 カシワギは一度指を抜き、ハルマにまたがったまま、ベッド下に落ちていたハルマのズボンを手にとった。 ポケットからスマホを取りだし、画面を見つめている。 「リョウスケからだよ。」 カシワギは、冷たい目をしながら、画面をハルマに見せた。 ハルマが手にとろうとすると、カシワギは一旦スマホを取り上げ、受電のボタンを押してハルマに差し出した。 「…………。」 ハルマは黙って受け取った。 よく見ると、スピーカーになっている。 『もしもし!ハルマ?』 「……うん……。」 『えと……今、大丈夫……?』 「……ごめん……今日は、帰るの遅くなるよ……。」 『あ、えっと!今、そっちに向かってるから……』 急にカシワギに足を持ち上げられ、驚いてスマホを手から落としてしまった。 カシワギのものが、一気に入れられる。 「ああっ‼︎」 カシワギが激しく腰を振る。 「あっ!あっ!ああっ‼︎」 悲鳴をあげた。 いつの間にかたっぷり塗られたローションで、カシワギの動きがスムーズに伝わってくる。 カシワギのもので、内壁が擦られる。 快感と恥ずかしさが押し寄せて、喘ぎ声が止まらない。 「ああっ‼︎いやっ‼︎はっ‼︎あっ‼︎……リョウスケっ!ああっ‼︎」 涙がこぼれる。   カシワギに何度も奥まで突かれる快感と、リョウスケに聞かれてしまったかもしれない悲しさでいっぱいになった。  「……ごめんねハルマ、意地悪しちゃって……。」 そう言って、カシワギはハルマの中に出した。 自分の中に、生暖かいものが広がっていく。 「はっ……あっ……!」 カシワギも、はあはあと息を切らしながら、そっと抜いた。 お尻がぬるぬるする。 リョウスケ以外と、してしまった。 リョウスケにも聞かれたかもしれない。 ハルマは枕に顔をうずめた。

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