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★第67話 プレイ

「おいで。」 ヒビキに言われて、ベッドから上体を起こし、ベッドに膝立しているヒビキに体を寄せた。 ヒビキが僕の腰に手を添え、頭の後ろを支えながらキスをする。 僕はヒビキの二の腕に手を添えた。 唇と舌を甘噛みされ、唇の外まで舐められて口元は唾液まみれになる。 唇を強く吸われる。 「それは……ダメ……あざになるから……。」 「じゃあ、こっちにする。」 首筋にキスマークをつけられる。 もう、この春はハイネックで通すしかない。 「四つん這いになって。」 言われた通り、尻を突き出すと、振動するおもちゃが入ってきた。 「あ……う……っ!」 奥に来るにつれて、快感が大きくなっていく。 「はぁっ!あっ!あっ……!」 一気に体に電気が走るような快感が駆け巡る。 「んあっ!!ぁあっ!!あっ!!」 イッたのだが射精はしていないので、ヒビキにはわからない。 「ダメっ!もう……っ!抜いて……っ!」 体を捻じって、ヒビキの手をとろうとするが、逆に手を押さえられて、動けなくなる。 イッたあとの、さらに敏感になった体に、容赦なく振動が当てられる。 「ヒビキっ!!ダメだって!!ああぁっ!!はあっ……!!」 体に力が入らなくなる。 僕の喘ぎが無くなって、ヒビキはおもちゃを抜いた。 何も考えられなくなり、ただ伏した。 心臓はバクバクするし、下腹部が痙攣しているようだ。 足の力が抜けて、血が通っていないかのように冷たく感じる。 あんなにイカされたのに、不思議ともっとほしくなる。   ゆっくり起き上がって、膝立てしたままのヒビキに抱きついた。 ヒビキにキスをする。 ヒビキの唇を舐め、舌を絡める。 「……もっと入れて……。」 ヒビキの股間に手を伸ばし、愛撫する。 ヒビキのシャツのボタンを外し、乳首を舐めた。 ヒビキに上半身を押し倒されて、横向きにさせられる。 ヒビキは僕の足の片方を持ち上げた。 その体勢で挿入される。 「うあっ!あっ!」 普段とは違うところが刺激される。 「あんっ!あっ!あっ!」 思わず甲高い声が出る。 「あっ!気持ちいいっ!んっ!あっ、もっと……もっとして……っ!!」 下半身がバカになって、快感を求めてやまない。 ヒビキがおねだりに応えてくれる。 「あんっっ!!」 イッたかどうかはわからないが、快感を貪り尽くして、ヘロヘロになる。 ヒビキは、僕を仰向けにして突き始めた。 「ふっ……あ……っ。」 気持ちいいのかは、もうわからない。 ようやく、ヒビキの喘ぎ声が聞こえて来た。 最後は腰を掴まれ、密着した状態で出される。 「はぁ、はぁ、はぁ……大丈夫だった……?」 汗を拭いながら、ヒビキが聞く。 「……ヤバかった……。」 頭まで痺れているようだ。 ヒビキはそっと体を離した。 「……これから塾のバイトだよね……?車で送るよ。」 「……お願いします……。」 1時間後には授業をする。 今脱いだスーツをまた着なくてはならない。

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