20 / 75
第20話
「あっ…、やだ!
また変なのが出ちゃいますっ」
グチュグチュと音が鳴り始めて
昨日のようにまたなにかが迫り上がってくる
感覚がある。
「あっ…」
腰がビクビクと震えて
屹立の先から白い粘液が出た。
昨日と同じ…
主様は変ではないと言うけれど
17年生きてきてこんなものが
出たのは昨日が初めてだ。
出した後の余韻なのか頭がふわふわする。
不意に先に温かい感触がして
驚いてそちらを見ると主様が
僕のそれを口に含んでいた。
「やっ!!だめです!」
慌てて主様の頭を投げようとするが
しっかり腰が固定されていて離せない。
喘いでいると、今度はお尻の方に
手が移動してきた。
「んんっ!?」
主様の綺麗な指が僕の中に侵入してきてる。
「おしり嫌です!それっ、変!」
数分、身を捩って耐えていたら
今日はすんなりと手が離れた。
あれ?終わったかな…
と肩で息をしながら呆然としていると
「膝を立てて後ろを向け」と指示された。
何が始まるんだろう、と不安になりつつも
「はい」と答えて主様にお尻を向けて
四つん這いになる。
すんなりと従ったけど
この格好、恥ずかしくない!?
「やっぱりやめます」と言おうとしたら
主様に腰を掴まれた。
「あ、主さまっ!?」
急に中に熱いものが侵入してきた。
指より大きくて苦しい。
主様のソレが入っていることに気づく。
「あっ…、んん…
主様、ゆっくりしてぇ…」
昨日よりも奥まで入っている気がする。
昨日みたいに動かれたら内臓が出そう。
「それは難しい相談だな」
「難しいって…、やっ!?」
むしろ昨日よりも速く抽出される。
昨日はしなかったグポグポという音がして
かなり深くまで入っているのが分かる。
止めて欲しいのに、その動きに耐えるのに
精一杯で声が出せない。
「やだぁ…、またきちゃう!
主様ぁっ!止まってぇ」
ふと視界にだらだらと液を垂れ流しにしてる
自分の屹立が目に入った。
僕のそこ壊れちゃったのかな。
ふと、ドアがノックされた。
「旦那様…、お楽しみ中に申し訳ございません。お客様です」
斎田さんの声だ。
今の姿を見られたくない。
驚いたのと恥ずかしさで、お腹に力が入る。
と、抽出している主様の感触がより鮮明になってもっと余裕がなくなる。
「やっ!やだっ!」
主様が何と答えないため、
斎田さんが再度ノックをする。
やだ。
斎田さんに見られたくない。
「やだっ、助けて(主様)。
斎田さんっ(に見られたくないです)」
「私といながら他の男に助けを求めるとはな」
主様が何か呟いたが必死な僕には聞こえなかった。
急に主様の動きがさらに早まり、
僕の上に覆い被さってきた。
主様のぬくもりを背中に感じ
あ、これは気持ちいいかもと
気が緩んだ瞬間に首に痛みが走った。
主様が噛んでる。
結構思いっきり。
「やぁっ!?痛っ!痛いです!!
痛いことっしないって言ったのにぃ」
痛みと裏切られたような気持ちで悲しいはずなのに、その痛みに呼応するように
僕は果ててしまった。
お腹の中に熱いものが注がれてる気がする。
ドアの開く音と、足音。
「スイさん!?」と慌てたような斎田さんの声がぼんやりとした意識の中聞こえた。
そこから翌朝までぷっつりと記憶がなかった。
、
ともだちにシェアしよう!