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第26話※

現れた主様の陰部… ど、どうしよう… 「どうした?」 楽しそうな声で主様に言われ 「いえ!」と威勢よく返してしまった。 何がいえ!なのか… とはいえ、これで終わりですとも言えないので そっと握る。 お、大きい… 僕のとは比べ物にならない。 教えられた通り、優しく手を上下させる。 なんか硬くなってきたかも… と思ったところで口に含んだ。 大きいし、独特の質感… そう言えば主様も僕のそれを 咥えて下さった気がする。 僕のはそんなに大きくはないけど これをしてもらったと考えると 少し申し訳なくなる。 少し吸いながら顔を前後させるけど 口いっぱいになっているせいか 口の端から唾液が垂れてしまう。 ジュルジュルと下品な音が鳴る。 主様のモノが反応してくれてるのは嬉しいけど あまりに自分の口から出る音が下品で 嫌われてしまいそう。 「ふっ…、上手だな」 必死に口を動かす僕の頭を主様が撫でる。 その手が頭だけでなく、 顎や首をくすぐるので 奉仕に集中できない。 「これは斎田が巻いたのか?」 声が出せないので頷く。 「随分と斎田と仲が良いみたいだな」 そっと頭を制されて 僕は主様のそこから口を離す。 「はい。気にかけたいただいてます」 「そうか。斎田が好きか?」 好き? 好きとか嫌いとか僕にはよくわからないけど 斎田さんは優しいから好きだ。 ヒカリさんも親切だから好きだし 僕を買ってくれた主様も好きだ。 「はい。斎田さんは優しいので好きです。 それに…」 それに、買ってくださった主様も お慕いしております そう続ける予定だったが 気づいたら僕の視界は一回転していた。 何事!?と思ったけれども、 背中にベッドの柔らかい感触がして 僕は主様に押し倒されたと気づいた。 「え?」 すぐに僕に覆い被さった主様は 明らかに怒っている。 僕、なにも変なこと言ってないよね!? 「スイは悪い子だな。 誰が主人が分からせなきゃいけない」 「悪い子…、ですか? ごめんなさい。僕、ちゃんとするので 許して下さい」 実家では「悪い子」と言われれば すぐに継母や父からの手が飛んできた。 それに罵声を浴びせられて 数日間はお仕置き部屋に入れられた。 怖い。 僕はまた悪いことしちゃったの? 主様は冷たい目で僕を見下ろしながら 僕の後孔に先端を当てた。 毎晩体を開いているとは言え 慣らさないと痛いはずだ。 やめてください、と言いたいけれど これがお仕置きならば耐えるしかない。 「やめて」といえばもっと酷くされる。   恐怖でガチガチとなる歯を噛み締める。 それでも全身の震えは止まらない。 一気に主様が入ってきた。 メリメリと音がしそうなくらい。 入り口の焼けるような熱さが止まり、 主様のモノが全て入ったことがわかる。 息を止めていたようで、ふっと息を吐き出すと少しむせてしまった。 ゴホゴホと咳をしていると 主様がドアに向かって「斎田」と呼んだ。 「お呼びでしょうか」と斎田さんの声がする。 こんな姿、見られたくない。 僕は驚きで目を見開いたまま、 主様に「やめてほしい」と首を振る。 しかし、主様は 「スイ。誰が主人か、しっかり教え込むから そうやって目を開けていろ」と 冷たく笑った。

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