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青い部屋の中に間接照明の白い光を受けて輝くようにも見える貝殻のベッド。
アホらしいそのベッドだが、その貝の中で眠る獅子谷はやけに神々しく見える気がする。
ベッドに近寄って身体を拭いていても獅子谷はピクリとも動かない。
思わず胸に耳を当てて心音を確認して、呼吸も確認する。
ホッとしつつ清めるのを再開していると、また後孔からトロリと溢れ落ちてきた。
拭いてもまた気づくと垂れてきている白濁。
「どんだけ出てたんだ?」
思わず呟いて、これを出したのは俺だと苦笑してしまう。
まだ完全に閉じきってはいないその蕾に指を当てると、何の抵抗もなくスルリと入ってしまった。
指で掻き出してその量にむしろ引く。しかも、
「んっ……」
眉を寄せて獅子谷が少し身動ぎをして、その姿を見ただけでまた興奮が蘇ってきた。
下半身に目を向けるだけで俺のモノは上を向いて既に硬度を上げ始めている。
「いや、猿かよ」
止まらない欲望に自分でも呆れてしまった。
今まではセックスをしてもベタつくし、疲れるし……むしろ、できるならさっさとシャワーを浴びたかったのに。
獅子谷を見ていると欲に際限がなくて驚く。
何度だって抱きたい気がして、何度だってあの必死に堪えているのに溢れる声が聞きたくなった。
「ヤベぇな」
獅子谷はまだ目覚めないのに気持ちは完全に昂ぶってしまった気がする。
頬に手を当てると獅子谷はそれに擦り寄ってきて、俺は心臓を押さえて慌てて浴室へと逃げ込んだ。
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