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 獅子谷を抱えてベッドに移動してそのまま座る。  後ろに手を回すと、まだシたばかりの後孔は柔らかくて簡単に俺の指を飲み込んだ。 「んっ……本当、ちょ……あっ……待てっ」  俺の足を跨いで向かい合うように座っている獅子谷はビクンと跳ねて縋りついてくる。 「何だよ?」  グチュグチュと指を止めずに聞くと、獅子谷は俺の肩を掴んで上体を仰け反らせた。  その浮いた体を捕まえつつ、俺の屹立に合わせて引き寄せる。  指を抜いて手で左右に開きながら下から突くと、先端を飲み込んだ獅子谷はグッと力を込めた。 「こら、挿入んねぇぞ?」 「は……あ……こんな、ずっと……無理」  涙目で息を弾ませる獅子谷。  そのかわいい姿にドキッとした。 「はぁ?まだ全然足んねぇよ」  両腕を回して捕らえてから腰を動かす。  それでも耐えようとする獅子谷の胸に吸い付くと、 「んぁ……はっ……ーーー〜っ!!」  甘く喘いで俺の上に落ちてきた獅子谷は自らの体重で一気に串刺しになった。 「あ……はっ……は、ぁっ……」  必死に呼吸をしようとはしているが、かなり浅くてうまく吸えていない。 「獅子谷」  優しく呼んで薄く開いた口を突き出すと、獅子谷は崩れるようにしがみついてきた。  キスをする余裕さえないほどの獅子谷。  小さく笑うと、俺は抱えたまま立ち上がって向きを変える。  そして、落とすようにベッドに放った。  そのせいで抜けた屹立がヘソに当たる。  すぐに覆い被さって脚を拡げさせると、俺は息をつく暇も与えずに深く挿し貫いた。

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