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「……何て目すんだよ」
困ったように眉を寄せる獅子谷の顎、頬、目、鼻、額……とキスを繰り返してもう一度見つめた。
「……ダメか?」
密着している下半身はどっちも形を変えているのは獅子谷も気づいているはずだ。
「シたい……」
唇が触れ合う直前でもう一度口にして止まる。
すると、グッと押しとどまっていた獅子谷の手が伸びてきて唇が重なった。
開いているその隙間から舌を挿し込んで絡める。
水音が静かな部屋に響いて、どんどん気持ちも高められた。
「……加減、しろよ」
そんな吐息と共に言われてがっつきそうになるのを必死に押し留める。
古臭い畳の上に獅子谷の素肌を乗せるのはためらって、俺はシャツを脱ぐと床に広げた。
獅子谷の上半身を起こしてタンクトップも一緒に脱がせつつ俺のシャツの上にそっと寝転ばせる。
「声出るなら俺の腕噛んでもいいぞ」
キスをしてから胸の飾りに吸い付くと、ビクッと獅子谷の身体が跳ねた。
両手で両方の突起を抓んで様子を窺うと、獅子谷は眉を寄せてグッと堪えている。
爪で弾くとビクッと震える身体。
声を出さないように必死に堪える姿はむしろ俺の欲を刺激する。
ダメだとわかっているのに啼かせてやりたくて仕方ない。
顔を寄せて再び舌で転がしながらもう片方を指で育てた。
右手で捏ねて、左手で獅子谷のベルトを外す。
ジッパーを下ろすと、ソレはもう下着を押し上げて少し染みを作っていた。
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