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「だから!準備してねぇし、ここでは準備もできねぇんだよ!これ以上ぐちゃぐちゃにしてもシャワーもねぇんだぞ」  胸についてもう中途半端に乾燥したモノに触れて獅子谷がため息を吐く。 「だから、引っ越せっつってんの!」 「は?」  その手を退けて胸に吸い付くと、獅子谷はピクッと跳ねつつこっちを見下ろした。 「ちゃんとヤれる部屋に引っ越せよ!」  座ってあぐらをかいた俺は完全に獅子谷を上に乗せてじっとその綺麗な顔を見つめる。 「何言って……」 「じゃねぇなら……堪らえろ」  尻を両手で掴んでその柔らかさを確かめた。  色々引き締まっていて細いのに、ここだけしっかり弾力があるとか反則じゃないか? 「はぁ!?……っ」  眉間に皺を寄せつつ漏れる吐息。  その甘さにドキッとする。  やっぱり全裸で抱き締めていて何もしないなんて無理だ。 「聞かせるのはムカつくから堪らえろよ?」 「バッ‼ちょっ!!……だからっ……んっ!!」  言いながら目の前の胸に吸い付くと、俺の頭を押しながらすぐに甘い声が漏れてきた。  身を捩りつつ堪らえようとする姿が堪らない。 「は……待っ……あ……はぁっ!!」 「聞こえるぞ?いいのか?」  口をつけたまま聞いてやると、獅子谷がビクビクと震えつつグッと口を手で塞いだ。  睨んでくる目にゾクッとする。だが、 「レオくーん?これわからんかー?」  下からじじいの声が聞こえて慌てて服を身に着ける獅子谷を見ながら深いため息を吐いた。

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