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「マジで引っ越せ!」  元だか勒だかじいさんに呼ばれて戻ってきた獅子谷に言い続け、もう何度言ったかわからない。  獅子谷もここは不便を感じているはずなのに、なぜ即決しないのか? 「てか、お前寒いだろ?服着ろよ」  呆れたような顔で見られてもう意地になった俺は頬を膨らませて抗議する。  慌てて出て行った獅子谷に置いていかれて虚しくなった俺はあぐらをかいたまま動きもせずそのままで待っていた。  つまり俺は全裸のままだ。 「……来て」  手を伸ばすと、俺の手をじっと見つめてから獅子谷は息を吐き出す。  歩いてきたその手を引いてベルトを外してやると、獅子谷は慌てて腰を引いた。 「ちょっ!!」  素早く立って獅子谷を横抱きにすると、そのまままた俺のシャツの上に寝かせる。  スキニーを抜き去って上から覆い被さると少しキスをしてニヤリと笑った。 「めっちゃ喘がせてやる」  目を合わせたまま宣言すると、逃げようとする獅子谷の両手を纏めて挙げさせて畳に縫い付ける。 「バカかっ!!」  叫んだ獅子谷に微笑んでパーカーを捲ると、ゆっくりと鎖骨を舌でなぞった。 「ふっ……はっ……」  眉を寄せてすぐに吐息を漏らす獅子谷の胸にも舌を伸ばしつつ、先端には触れず周りや脇を舐める。  ピクピクと小さく痙攣する獅子谷がかわいくて仕方ない。  焦れてきたのか胸を突き出して熱い息を吐く獅子谷のツンと勃ち上がった突起を甘噛みすると、 「ンァっ!!」  獅子谷は声をあげて潤んだ瞳をこっちに向けた。

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