「んっ、あっ……」 　パーカーを更に上げて頭を抜きつつ腕に絡めて頭の下にして動きにくくしてやる。 「待っ……ンッ!!」 　舌で転がしてから小さな突起を吸い上げると、震えて獅子谷が口を結んだ。 　必死に耐えようとする姿は逆に啼かせたくなる。 　パーカーから抜けたらしく、頭を押されて顔を上げると俺は獅子谷の身体をひっくり返した。 　驚いたような獅子谷の腰を掴んでその双丘を撫でる。 「バカっ!!何考えて……っ」 　振り返って叫んでこようとする獅子谷のピタリと閉じたその脚の間に俺の欲望を擦り付けると、獅子谷はまたグッと堪えるように口を閉じた。 　両肘もついて腰だけ上げているその這うような格好はかなり魅惑的で、また欲が高まる。 　手のひらに唾液を垂らして一度引いたモノにまぶすとまたしっかりと挟み込ませた。 「絶対挿れんなよ！」 「素股は止めねぇのな？」 　聞いてみると、ビクッとして獅子谷はフルフルと首を振る。 　ピタリとその背中にくっついて手を前に伸ばすと、挿し込んだことで触れている二本の屹立を一緒に扱いた。 「バ、カ……っ、んっ……んァっ!!」 　甘い声を聞きつつ腰も振る。 　肌がぶつかる音とどんどん大きくなる気がする体液が擦れてあがる水音。 　獅子谷モノが膨れ上がって後孔もヒクついているのを見て腰を引く。 「……ハジメテは新居で！にするか？」 　屹立を抜いて微笑むと、獅子谷はもどかしげにしつつも敏感に感じていた顔をヒクッと強張らせた。