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 尻を撫でながらそこにもキスを落として、手で割り開いてみる。 「バカッ!!やめっ」 「久々なんだろ?慣らさねぇと」  邪魔してこようとする手を払って後孔に舌を這わせると、獅子谷は竦み上がった。 「や……アっ……舐め、な……んンっ!!」 「嫌?」  嫌がることはしたくなくて聞いてみると、 「……恥ずかしい」  獅子谷はこっちも向かず、枕に顔を突っ伏したままフルフルと首を横に振る。  固く閉じた後孔にホッとしつつ、そのかわい過ぎる仕草にドキッとした。  暴発しそうになるのをグッと堪えてワザと煽るようにサイドテーブルに手を伸ばす。 「じゃあ……コレとコレ、どっちがいい?」  舌も出して聞くと、獅子谷はただ真っ赤な顔で首を横に振った。 「どっちだよ」  笑うと、 「……も、慣らさなくていい」  獅子谷はプルプルと震えながらこっちに手を伸ばしてくる。  俺の首にしがみついてきてクルンと体の向きも変わった。  さっき本当に久しぶりなのはその蕾の固さで理解できたし、痛い思いはさせたくない。  だが、獅子谷は相当恥ずかしがっているのはその俺にギュッとくっついてきた力の強さで理解できた。 「獅子谷?あんたが大事なんだよ。だから、傷つけたくない」  少し腕を外させて無理矢理目を合わせると、獅子谷は泣きそうなほど眉を寄せる。 「恥ずかしいならこのままくっついてていいから……慣らすのはやらせて?」  微笑むと、獅子谷はコクコクと頷いてまたしがみついてきた。

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