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「穿いてねぇの?」 「要らねぇだろ?てか、俺はまだ許してないんだからな?」 「ごめん」  少しムッとして見せる獅子谷に素直に謝る。  そのまま手を伸ばそうとすると、 「お前はただ座ってろ。勝手なことすんな」  手を弾かれて両手は獅子谷の腰にしか置くことは許されなかった。  しかも、骨折している右手は「触るな」と腰にさえ触れさせてくれない。 「いいな!お前は何もすんなよ!」 「えー」 「ただデカくして出してりゃいいんだよ」 「言い方」  わざとらしいその言い方だが、ツッコまずにはいられなかった。  プイッと顔を背けた獅子谷が「やめる」と言い出して降りようとしたのを慌てて引き戻す。 「シて?」  強請ると、グッと下唇を噛んだ獅子谷は誤魔化すようにキスをしてきた。  そのキスにホッとしていると、期待でもう完勃ちした俺のモノにクチと獅子谷の後孔が吸い付く。 「っ……く……ん、ふ……」  そのまま腰が降りてきたが、苦しそうだ。 「獅子谷!おい、無理すんな」 「うっせ……っ……ちゃんとジェル……仕込んだっつのっ……くっ……」    あの短時間で準備して解してきたらしいが、狭くてキツいその蕾はジェルの助けを借りても辛そうにしか見えない。 「……怜旺」  そっと呼んでその頬に触れると、獅子谷は眉を寄せて歯を食い縛ったままこっちを見た。 「キスしたい」  見つめると、堪らえるような獅子谷がゆっくり唇を重ねてくれる。  されるがままにキスをされていたが、舌を伸ばしてその口を割り開くと、獅子谷はピクンと跳ねた。

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