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頬にキスをして目元の涙を拭ってやってからニヤけつつも困ってしまった。
俺たちはまだ繋がったまま。
その暖かさと寝息の合間に不意にピクンと締め付けられて俺のモノはまた硬度を上げていた。
まぁ、二度目を出しても完全には萎えなかったってのもあるんだが。
相当溜まっていたらしく、本音ではまだシて欲しい。
右足を骨折していなければ、肋骨を折っていなければ、右手が治っていれば……。
獅子谷を抱いてソファーから立てないもどかしさ。
できるならベッドに運んでやりたいのに、力を入れようとして呻いて諦める。
このままソファーで一緒に横になることさえできないなんて情けない。
しかも、挿入ったまま、獅子谷は俺の出したモノも腹の中にあるままで大丈夫だろうか?
繋がった下腹部を確認しようとして俺の胸に飛んでいる獅子谷の白濁が目に入る。
ここまで勢いよく飛んだということは獅子谷もちゃんと気持ちよかったんだと思いたい。
ムッとしていたクセに急にエロいモードに入った獅子谷。
触るなと言いつつも必死に締め付けてしがみついてきたかわいさは本当に堪らない。
「……ヤベ」
その姿を思い出したからか、まだ獅子谷の中にある俺のモノは完全に臨戦態勢。
これはもう萎える気はしない。
こっそりイくしかないだろうか?
迷っていると、獅子谷がピクッと反応して「んっ」と眉を寄せる。
ドキドキしつつ見つめていると、その目がゆっくり開いてふにゃりと笑った。
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