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「お、前……たちが……悪、い……」 「んー?」  笑いながら獅子谷を見下ろしてベルトを外すと、その音に反応した獅子谷はその表情に少し期待を滲ませる。  そんな素直な反応に嬉しくなってチャックを下ろして下着をズラしながらモノを取り出すと、獅子谷はじっと見たまま甘い吐息を漏らした。 「欲しい?」  聞いてみると、眉を寄せた獅子谷が少しためらいつつもコクリと頷く。 「でも、ココ……腫れてるだろ?」  ツンと指で軽く突付いただけなのにうねるように収縮して危うく呑み込まれそうになった。  ビクンと跳ねた獅子谷は唇を噛んで腕で顔を隠してしまう。 「バカ……も……」 「……ごめん。意地悪し過ぎた」  チュッとその手にキスをしても獅子谷は顔を見せてくれない。 「怜旺?」  何度もキスを繰り返してその髪を撫でる。  顔を隠している指を軽く食んで、キスをして、名前を呼んで……しばらくしていると、獅子谷はそろりと顔を出した。 「トロトロにしてい?」  その獅子谷に聞いてみると、バチンと顔面を叩かれる。 「…………俺ばっか……ヤダ」  こんなかわいいことを言われてすぐにでも襲いそうになるのを必死に堪らえた。  唇を合わせて、離れつつも目はしっかり合わせる。 「辛かったら言えよ?」 「今もう……辛い」  唇を噛んだ獅子谷の額にもキスを落とすと、獅子谷が手を伸ばしてきた。  頬を撫でられて愛おしさが込み上げる。 「ん、一緒にな?」  言うとギュッと獅子谷が抱きついてきて、今度は深く舌も絡め合った。

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