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誰にも渡さない!
「ああっん……んんっ!!」
ぷっくりと膨らんだ乳首を舌で転がしながら、もう片方の乳首を指で弄るとジョバンニは全身を激しく震わせながら身悶えた。
もっと、もっと感じさせてやる。
私なしではいられなくなるように。
乳首を指で摘み、口の中にある可愛い乳首に甘く歯を立てた瞬間、
「んっ……やぁ、ああっ!」
ビクビクと身体を震わせたかと思ったら、ジョバンニから甘い匂いが漂ってくる。
これは……?
見れば、ジョバンニのズボンの中心に濃いシミができている。
「ジョバンニ、もしかして……」
「――っ!!」
恥ずかしそうに顔を赤らめるジョバンニの姿に興奮が止まらない。
「あの……ごめんなさい。私――わっ!!」
頬を高揚させ涙目で謝る彼を見て、とめどなく愛おしさが溢れてきてジョバンニのズボンと下着を一気に剥ぎ取った。
隠そうとする彼の手をさっと握って、
「隠さないで、全部見せて……」
というと、
「私だけじゃ、恥ずかしいです……」
と小さな声が返ってきた。
そういえば、ジョバンニの裸が見たくて自分だけ服を着たままだ。
ふっ。
自分がこんなにも焦っていたなんて笑えてくる。
服を脱ぐのも忘れるほどに興奮したことなんて今までなかったからな。
「見ててください、ジョバンニ……」
ベッドに横たわる彼を膝立ちで跨いだまま、シャツのボタンを外していくと彼の喉がゴクリと動くのが見えた。
ジョバンニも興奮してくれているのだろうか……。
そう思うだけで私の昂りも増してくる。
ジョバンニの裸はさすが騎士だけあって、綺麗な筋肉を纏った美しい肉体をしていたが、私もそれなりに鍛えていたせいか恥ずかしいものではないと自負している。
ジョバンニの視線を受けながら全ての服を取り去ると、私の凶悪なまでに聳り立ったモノに視線が向いている。
「――っ! すごいっ!!」
「気に入っていただけましたか?」
「こ、こんな大きいなんて……あちらの世界の人はみんな、こうなのですか?」
「さぁ、どうでしょう?」
「あの、触っても……?」
「はい。もうあなたのものですから……」
「――っ!!!」
顔を赤らめながら、私のモノに手を伸ばす彼の手がそっと昂りに触れる。
「熱くて……それに、硬い……」
「あなたに触れられてるのですから当然です。ジョバンニ……私もあなたに触れたい……中に入りたい」
「――っ、は、はい。ど、どうぞ……」
震えながら、そんなことを言ってくれるジョバンニを愛しく思いながら、すでに蜜に塗れた彼のモノに触れると少し硬さを感じた。
「私の裸を見ただけで興奮してくれたんですか?」
「だって……あまりにも逞しくて……」
「嬉しいですよ、ジョバンニ」
彼のモノを優しく扱きながら手の平に蜜を纏わせると、そのまま彼の後孔に指を這わせた。
「あっ! んっ、そこ……」
「大丈夫です。力を抜いて……」
「んぁっ! あっ……もっ、ああっ……んっ」
プツリと指を挿しこんで中をかき混ぜれば、クチュクチュと蕩けるような音と共にジョバンニの甘い嬌声が聞こえる。
だが、不思議だ。
男との経験なんて今まで一度もない。
手順だってわからないはずなのに、どうしてだろう。
まるで身体が全てをわかっているかのようにジョバンニの身体を優しく解していく。
「ああっ、も、う……た、つおみ、さん……じら、さないで……」
「――っ!! ああ、わかった」
涙目で訴えるジョバンニの姿に私のモノはさらに昂りを増す。
指をゆっくりと引き抜き、とろとろになった手で昂りを数回扱いて見せつけ、
「挿入 ますよ」
ひくひくと蠢く彼の後孔に昂りを当てがい、ググッと押し込こんだ。
「はぁぁっ……んああっ、あつ、い……っ」
「ああっ……なんて、気持ちよさだ! 中が吸い付いてくる!」
ジョバンニの中の肉襞が私の昂りに吸い付いてきてとてつもなく気持ちがいい。
じわじわと誘われるように推し進めていくと、ジョバンニの最奥にピッタリとハマり込んだ。
「あぁん……っんぁっ……やぁ――っ……お、くぅ……きも、ちいぃ……っ」
「ジョバンニ……わかりますか? 私たちがつながっているのが」
あまりの快感に言葉も出ないのか、顔を動かして教えてくれる。
「ジョバンニ……私は幸せです」
「んんっ、わた、しも……し、あわせ……っ」
「動きますよ」
このままでも持っていかれそうなほど気持ちがいいが、さすがに挿入 ただけでイくなんて男のプライドにかかわる。
ずるりとギリギリまで引き抜き、一気に最奥まで押し込むと
「ああっ――!! んんっ!!!」
全身をビクビク震わせながら感じてくれているようだ。
ジョバンニの中が気持ち良すぎて腰が溶けてしまいそうな快感の中、もう我慢も限界を超えてしまっていた。
彼の腰を掴み、激しく腰を動かすと、
「……ああっん、ああっ、ああっ、ああ……っ」
気持ちよさそうな声が聞こえる。
その声にさらに興奮を増しながら、さらに最奥を穿つように腰を動かすと、
「ああっ、だ、めぇ……っ、もぅ……イくぅ……っ!!」
ジョバンニの可愛らしいモノから蜜が弾け飛んだ。
と同時にふわりと甘い匂いが漂ってくる。
やはり間違いない。
これはジョバンニの匂いだ。
彼の美しい腹に弾け飛んだ。
蜜を指で掬い、口に運ぶと目の前が一瞬輝いた気がした。
今のはなんだったのか……。
一瞬そんな思いに駆られたが、今はどうでもいい。
彼の蜜にさらに昂りを増した私のモノで、ジョバンニの最奥に叩きつけるように腰を動かし続け途轍もない快感と共に絶頂を迎えた。
ビュルビュルと大量の蜜が出ているのがわかる。
ああ、こんな快感初めてだったな。
最後の最後まで出し切って、ゆっくりと彼の中から引き抜くと、どろりとした白濁がジョバンニの後孔から流れ落ちた。
それを見た瞬間、本当にジョバンニが私のものになってくれたのだと心が満ち足りた気持ちでいっぱいになる。
「ジョバンニ……風呂に入りましょう」
「は、はい。あ――っ」
急いで起きあがろうとしてふらつくジョバンニを抱き止めながら、
「無理しないでください。私が連れて行きますから」
さっと抱き上げると、ジョバンニは恥ずかしそうにしながらも私の首に腕を回してくれた。
「こんな姿、団員たちに見られたら威厳がなくなってしまいますね」
「ふふっ。大丈夫。絶対に見せたりしませんよ。あなたのこんな艶っぽい姿を見られるのは私だけです」
「タツオミさん……」
「私のことも呼び捨てで呼んでくださっていいのですよ」
「でも……」
「あなたと言葉だけでも距離が離れているのは辛いのです」
「はい。タツオミ……」
ジョバンニに名を呼ばれただけでこんなにも嬉しくなる。
やはり私たちは運命の相手だったのだな。
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