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番外編-酔っ払いと甘い言葉と可愛い人-6
「俺に嫌われたらどうするんですか?」
「ああっしんじゃ……しんじゃう」
「あーもう、可愛すぎなんですよっ!」
十五も年上なのに、薄毛にならないようスカルプケアをしたり加齢臭対策をするような人なのに、可愛くてしょうがない。
乱暴に掴んだ指を蕾から抜いた。
「やっ」
「少し痛いかも知れませんが、隆則さんがいけないんですからねっ」
欲しがりな蕾に先端を押しつけ、ぐっと腰を押しつけた。
「ひぃっ、やーーーーっ」
ズンッズンッと奥に押し込んでは少し抜き、また押し込んで奥を暴く。触れられてもいないのにビンビンに勃った分身が透明の涙を零し、接合部まで流れてきた。
「ほら、隆則さんが欲しがったこれ、奥に挿りましたよ」
互いの双球が触れ合うくらい奥まで挿ったのを教えるように腰を回すと、内壁が嬉しそうに絡みついて絞り込む動きを始める。
そして紅潮した眦はまたポロリと涙を零した。
「う、れし……」
細い腕が首に回ってくる。
「隆則さんって、そんなに俺のこと好きなんですか?」
「んっすき……ひとめぼれだったから……こうしてもらえるの、うれし……」
牛丼屋のバイトをしていたあの頃から、この人は自分に恋心を抱いていたのか。
かくいう遥人も、券売機でわたわたし、味噌汁を飲んで泣いた隆則が、気になってしょうがなかった。この人を守りたいと強く思った。
その気持ちは今も変わらない。
あの日出会ったことを運命と呼ぶのはロマンチック過ぎだろうか。
それでもいい、この可愛い人に出会えた幸運をしっかりと身体で確かめたい。
「すきだ……はると」
首に額を擦りつけ甘えてきては内壁で淫らに煽る隆則の耳元に息を吹きかけた。
「一生傍にいます」
「あっ」
ギュッときつく中が窄まった。
さすがにもうじっとしていられない。
遥人は腰をゆっくりと動かし始めた、最初からメス達きできるように分身の根元を締め付けながら。
「うっ……そこっ……だめっだめっいく!」
「お酒を飲んだときの方が敏感なんですね」
「だめ、そこばっかしないでっ」
感じる場所を欲望の先端で執拗に擦れば、ソファと遥人の身体に挟まれた痩身はあっという間に跳ねた。腰を何度も大きく前後に振り、弛緩する。ポトリと首に回った両腕がソファに落ちる。なのに内壁と内腿は痙攣を繰り返す。
「達っちゃいました? でもまだ足りないでしょ?」
「た……りな……もっと……もっと、して」
誘うように足を大きく開く収縮する蕾を見せてきた。
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