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番外編-酔っ払いと甘い言葉と可愛い人-7
「今日はどうやって俺に可愛がられたいですか?」
何度もメス達きしないと教えてはくれないことを聞いてみる。
「はるとがしたいこと、なんでもして……どんなことでも、きもちいいから……すきだから」
全てを委ねようとしてくるこのいじらしさに、心が射貫かれる。
「何をされても良いの?」
「んっ……すきだから……なにしても、うれし」
「……貴方って人は……っ!」
猛った欲望を心地よい蕾に挿れ、隆則の身体を抱き上げた。
「ひっ……ああっ」
そのまま寝室へと移動する。こんな狭いソファじゃ可愛いこの人を堪能できない。いつも二人が愛し合うキングサイズのベッドまで運び、しがみ付いてくるのをそのままに細い身体を上下に揺らす。
「っ……いいっ」
不安定な態勢でも隆則から感じきった声が上がり、内壁は嬉しそうに締め付けてくる。心地よくて堪えるのがやっとだ。
「ねえ隆則さん、キスして」
すぐに薄い唇が遥人のを塞いできた。不器用な舌が口内に入って遥人のを求めてくる。緩く揺らせば甘い喘ぎも一緒になって入ってきた。
健気な動きに答えてねっとりと絡ませ貪れば、嬉しそうな啼き声が上がり始める。
生きるのが不器用な年上のこの人がただただ可愛く愛おしい。
吐息も全て貪り、唾液も啜り上げる。どこもかしこもぴったりとくっつくこの感覚が嬉しくて、とても放してなんてやれない。
存分にキスを堪能して、それからベッドに腰を下ろした。ベッドヘッドには二人が愛を深めるためのアイテムが置いてある。その中からリボンを取り、いつものように分身の根元に巻き付けた。
「今日はメス達きしかさせてあげられませんけど、いい?」
「ん、いい……はるとのせーえき、ぜんぶ……このなかに……だして」
「ほんと、俺を煽るのが天才的に上手いですね」
ズンッと下から突き上げれば気持ちいいとばかりに首をそらす。その白い首に唇を押し当て、所有の印を付けていく。消えるまではこの家から出ることはできないだろう。わかっていて敢えて服では隠れない場所にキスマークを残していく。
そんな意地悪をされているというのに、隆則の口からは何度も「はると、すきっ」と甘い告白が上がってくる。もう自分を駐めることなんてできやしない。腰の動きを激しくし、愛しい人を貪った。
「ああっ……も……いくっ! あーっ」
ビクンビクンと身体を大きく震わせて、また隆則が絶頂を迎えた。けれどその瞬間も遥人は腰を打ち付けていく。
「いってるっ! いってるからっ! いやーーっ!」
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