「どうやって触るんだ？　教えてくれ」 「ひにゃ、あっ」 　尿道からぷくぷくと、我慢汁の玉が湧く。次々に溢れて、大きくなった粒から滴ってゆく。 「いつも皮剥かずにやるから、早漏なんじゃないのか？」 「ななななんちゅーこと言うねん！　剥いとるやろが！」 　あまりにデリカシーのない発言に、驚いて言い返した。……とはいえ、先っぽは敏感すぎるから、包皮ごと動かしてゆるく刺激するのは嫌いじゃない。けど、カゲにそれがバレてるのがイヤでしゃーない。 「トロトロになってきてる。見られるの、そんなにいいのか」 「ちがうわボケッ……変なことさせやがって、俺は、はよ終わりたいから……っ、してるだけで……っんう～っ」 「いい眺めだ。すごく、興奮する」 　どんどん濡れて溢れてくる尿道口を、肩越しに見られている。俺の前髪を掻き分けて、じっと顔やペニスを覗き込んでくるカゲの目の色が、明らかにいやらしい熱を持っている。 「クソ、クソッ……っぁ、んぎ……！」 「ふふ、庄助はほんとに可愛いな……」 　そう言って、唇に軽くキスされた。 　可愛い可愛い言ってくるのが最初はホンマにイヤやったのに、今は嬉しく感じたりもする。だってこいつは本心から言ってて、マジで俺を愛おしいと思ってるのが伝わってくるから。 　せやったら、恥ずかしいこともちょっとくらいは受け入れたろかなって気持ちになるやん。 　強くて顔とスタイルのええ男が、自分相手にちんこおっ勃ててるのってなんか……なんか、イイ。男として満たされたらあかん部分が満たされる気がする。 「上手にイケたら、いっぱいハメてやるよ」 「くあ……っ」 　耳たぶのうぶ毛を、カゲの息がくすぐる。 　ハメてやる、とかどんだけ上から言うとんねんって思うのに、俺の身体はその言葉に過剰に反応してしまう。 「ケツの穴広げて、奥まで挿れて……泡立つくらいチンポでかき混ぜてやる」 「へんなっ、こと言う、な……っあ！」 　カゲの声でヒワイな言葉を囁かれるの、エロすぎてあかん。手が止まらんようになってきた。気持ちよくて息が詰まる。 「オナニーだからオカズがいるだろ？　ちゃんと想像しろ。庄助のナカの気持ちいいとこ、俺のチンポで引っ掻かれたらどうなるんだ？」 　さっき一人でしてるときから想像してた、カゲのちんこ。あのAV女優の子みたいに、カリの段差で身体の中を引っかき回されることを考えると、泣きたくなるくらい腹の奥が切なくなった。 「そうだ……ヘソの下までチンポ埋めて、一気に抜くやつ。最近アレも好きだろ？　気絶するまでやってやろうか」 「ひ、あかんっ、それ……言うの、もうっ、あ、あ～っ！」 　指で転がしていた乳首を、きゅっとつままれるのと同時に、すぐそこまで上がってきていた精液が吹きこぼれた。 「やっ、あ、イク……イッ、イってる、イッや、あああっ……！」 　頭が真っ白になった。俺、カゲの前で勝手にイッてる。 　いつもみたいに強制的にイカされるんじゃなくて、自分から、ちんこ擦って根っこからしごき上げて、へこへこ腰振って恥ずかしげもなく。 「ふふ、バカみたいな量だな、溜まってたのか？」 「ちが、ちがうっ、これ……ちがうっ！」 　カゲに見られてると思うと、金玉のあたりがゾワゾワして、絶頂がなかなか止まってくれなかった。精液は手だけでなく腹や太腿、こぼれてフローリングの床にぼたぼたと落ちる。