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【番外編】しょこら姫と、反社のプリンスさまっ!☆ぼ〜なすとらっく★④*
「そう……っ、もう姫の時間はおわり、やから」
庄助は上擦った声を詰まらせた。どう伝えたらいいかわからない。景虎が穿つ奥が熱くて、くっついている体温が気持ちよくて脳が溶ける。
景虎のシャツの胸、汗でうっすらと刺青が透けている。スーツを着込んだ王子様みたいな景虎も悪くはないが、その下にある美しい獣の姿を知っているのは自分だけなのだ。
でももう、それだけでは足りない。今このひとときだけでは足りない。たとえいつか恋の魔法が解ける時がきたとしても、そこに居てほしい。
自分の貪欲さに、庄助は泣きたくなる。
「んっ……せやから、ぁっ……いつもみたいに……名前、呼べ」
茹だる頭で捏ね回して、ようやく庄助はそう言った。余計な意地も照れも削げ落ちて、残った願いだけが、掠れた声になった。
景虎の鋭い目が、ほんの少し見開かれる。
「……可愛いことばっかり言うなと言ってるのに」
眉根を下げて、一瞬柔らかな表情を見せたかと思うと、庄助の濡れたパジャマをめくり上げ、露わになった胸に噛みついた。
「ひきゅっ、う! あ、噛むの、あかんっ……あっあ、やぁあ……っ!」
文字通り牙を剥き、乳首や腹、肋骨のあたりの薄い皮膚に歯型をつけてくる。腰を使いナカを抉りながら、いくつもいくつも刻みつけるように。庄助は悲鳴をあげながら、逃がし損ねた快感にまた身体を震わせた。
「0時を回ったから、俺もケモノに戻ることにする」
庄助の柔らかい肌を齧りながら、景虎はにやりと笑った。表情に乏しい彼がめったに見せることのない悪い顔は、どこか悪戯っぽい。
胸が痛いくらいキュンとして、絶頂したてだというのにまた昂る。苦しいのに気持ちよくて、手足がふわふわしてくる。
「あっ、あ……んんぅっ。ずっこいぞ、お前、そんな……っ、顔で、そんなこと言うのやめろっ」
しがみついて訴えると景虎は笑って、庄助の真っ赤な耳にまた囁いた。今日の、どの言葉より切実な響きで。
「俺だけの、庄助」
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