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7.※吐精舐め

「は⋯⋯ぁ、う⋯⋯ぁ、おぇ⋯⋯」 「おい、誰が吐けと言った」 「⋯⋯ぁ、⋯⋯い⋯⋯っ」 前髪を掴まれ、嫌でも客の顔を見ることとなった。 痛い。きっと数本抜かれてしまったのだろう。 その嫌な表情でもしていたのだろう、さらに不機嫌さを表した客は頭を掴み、そのままぐっと床につくほど下げさせる。 目の前に広がるのは、先ほど戻した客が放った精液。 「舐めろ」 苛立ち気に放った。 部屋に充満する香水が意味をなさないほどに、臭気を放った精液が顔面につきそうな嫌気を覚え、言われた通り、おずおずと舌を出し、舐めた。 苦い、苦い、不味い、苦い、苦い。 顔を引きつらせているのが自分でも分かるほどだ。 だから這いつくばって舐めろと命令されたのは不幸中の幸いとでも言うべきか。こんな顔を客に見せたら、さらに酷いことをされそうだ。 そうでなくても同じだろうか。 「淫乱なお前にとってはご馳走だろう」 「⋯⋯っ⋯⋯は、⋯⋯い⋯⋯」 「じゃあ、何で吐いたって言うんだ」 「ん⋯⋯っ、⋯⋯ごめ⋯⋯な⋯⋯さ⋯⋯ッ!」 頭を掴んだまま顔を上げさせられ、客の顔に近づけさせられる。 「普通に飲むよりも犬みたいに舐めたいってか? 本当にとんでもねぇ変態オメガだな」 「⋯⋯ぅ⋯⋯っ」 「犬畜生の変態オメガ、残りの精液をさっさと舐めろ」 「は⋯⋯っ」 また床が近くなり、客の機嫌がなるべく変わらないうちに頭を押さえつけられながらも必死になって舐め終わった。 「犬畜生。舌出して見せろ」 「っ⋯⋯⋯は⋯⋯ぁ」 顔を上げさせられた時、そう命令され、その通りにすると、空いていた方の手で顎を掴み、限界まで口を開かされ、口の中を隅々まで見るように顔を左右に動かす。 口の中に舐めた精液が残ってないか見ているのだろう。そう思い、出来るだけ味わいたくない白液を無理やりにでも飲み込んだ。 飲み込んだはずであるが、こうもじっくりと見られると緊張と不安で心臓がバクバクと鳴る。

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