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13.※小スカ、鞭打ち
ちょろちょろと僅かな穴から出ている尿を見ている素振りをしつつ、下腹部に集中するよう努めた。
「⋯⋯っ⋯⋯」
口を引き結び、ぐっと下腹部に力を入れる。
普段ならば少し力を入れるだけで排尿していると実感するものだが、今は制限されている上に、後ろからの振動のせいで満足に排尿している気にはならなかった。
「締まりのない蛇口みたいに出してんな。それでも出しているつもりか?」
理不尽。
これが限界だと分かっているはずだ。それなのに背後から嘲る声が聞こえてくる。
そもそもそう出来ないことを分かっていて、そんなことを言うのだ。
これはヒートしてしまった愛賀への罰なのだから。
耳を塞ぎたくなるほどの嗤い声を聞こえないようにし、不自由な手を握りしめ、踏ん張った。
「ふ⋯⋯っ⋯⋯ぁ⋯⋯ん」
バイブによって身体をくねらせていた時。
ぶるり、と身体が震える。
一瞬、寒気のせいかと思ったが、不意に下腹部に目線を向けた時、そうでないと目に見えて分かった。
出し切ってしまったようだ。
客に言われた通りのことが出来なかった。
今よりももっと酷いことをされてしまう。
排尿した時の寒気ではない身体の震えが出てくる。
「俺の言うことが出来ないって言うのか」
「⋯⋯っ」
「お仕置きが必要だな」
「⋯⋯ゃ⋯⋯っ」
両足を乱暴に下ろされ、短い悲鳴を上げた愛賀を繋いでいた手枷を頭上に引っ張られる。
無理やり立たされる形となった愛賀の臀部に突如、鋭い痛みが走った。
「いっ⋯⋯あ⋯⋯っ!」
それが鞭だと分かったとしても、客は容赦なく打ち、白く細い臀部から太ももにかけて痛々しい赤い線がいくつも出来る。
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