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★第13話 浴室
ズボンの中に手を入れて、ハルマのものを握る。
温かく固くなっていて、もうハルマも準備万端だ。
「あ、あのさ……。」
ハルマが興奮で息を荒くしながら話し始めた。
「……どうしたの?」
「……その……うまくないかもしれないけど、俺が入れてもいいかな……。」
久々の提案だった。
「いいけど……どうして急に……?」
「うん……いつも気持ちよくしてもらってばかりだから……俺からも、してあげたいなって……。」
頬を赤らめるハルマが、そんな健気なことを言ってきて悶えた。
「う、うん、わかった……。で、でもちょっと恥ずかしいから……後ろからでいいかな……?」
「……うん……。」
そう言って、俺は裸になり、四つん這いになった。
ハルマも服を脱いでいく。
ハルマは脱いでるところから色っぽい。
「……じゃあ、行くね……。」
ハルマが俺の腰に手を置き、ハルマのものが局所に触れる。
ぐっと入る感じがして、力が入りそうになるが、リラックスを意識する。
ハルマの腹筋を思い出す。
どうやら、俺は腰、腹筋フェチらしい。
ハルマの白い肌、くびれた腰、ちょうどいい腹筋の締まり具合が思い浮かぶ……。
それを言ったら、カシワギ先輩の腹筋もいいんだよな……。
先輩の腹筋はもう少し本格的だ。
剣道着を脱ぐ時に腹筋が露出する……そんな絵面が思い浮かんだ。
急に突かれて、声が出る。
「あっ……!!」
こんなときに先輩を思い出すのはヤバい。
思いの他、激しく突かれる。
「あっ……!あぅっ!あっ……!」
普段の優しいハルマからはイメージできない激しさに、気持ちがついていかない。
「あっ!はっ……あっ……!」
気持ちいい……
けど、
恥ずかしい………………
「い、いくね……。」
ハルマの声の調子から、ハルマは気持ち良くなってるのはわかる。
「はあ、はあ、はあ……。」
ハルマの荒い息が、部屋に響く。
「……あまり……気持ち良くなかった……?」
ハルマが心配そうにこちらを見ている。
「いや、気持ち良かったよ!ま、まだ、慣れてなくて……。」
たぶん、ハルマの前で、情けない姿を見せたくないんだ、俺。
ボーッとしているハルマを抱きしめて、キスをした。
「んあっ!あっ……!」
ふにゃふにゃになっているハルマにさらに追い討ちをかける。
「んんぁっ!」
どちらの唾液かわからなくなるくらい無茶苦茶にした後、ハルマを抱き上げて浴室に向かった。
「……ハルマ……ここに手をついてよ……。」
ハルマにバスタブのふちに手を置かせて、お尻を突き出すようにさせる。
湯船にお湯を入れ始める。
蒸気で浴室が湿ってくる。
「……今度は俺の番だからね……。」
後ろからハルマを抱きしめて、ハルマの耳元で囁く。
「……うん……。」
ハルマの中に入っていく。
中に入れてから、ぐりぐりと俺を感じてもらう。
「あ……うんっ……。」
ハルマが静かな呼吸を繰り返す。
綺麗な背中から腰、俺を咥える尻。
このハルマは、俺のものだ。
一気に気持ちが高まって突く。
「んあっ!あん!あっ!あぁっ!」
ハルマの高い声が浴室にいやらしく響いてさらに欲情する。
「はっ!あっ!あんっ!」
ジョルジにも聞かせてやりたい。
ハルマはここまでエロスが表現できるんだって……。
ハルマの腰が動いて、もっと俺を求めているのがわかる。
でももう我慢できない。
ハルマの中に放出して、汗だくでハルマにもたれかかる。
「……ハルマ……綺麗だよ……。」
俺は、ハルマの首の後ろにキスをした。
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