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第19話 お仕置きの仕返し

ハルマのこととなると、先輩は厳しくて怖い。 今は恋愛的な好きではないんだろうけど、それでもスイッチが入っちゃうんだろう。 すごく、俺を軽蔑した目で見てくる。 それなのに…… 俺のあれを触る手は優しくて、可愛がってくれる。 そのアンバランスさが俺を混乱させる。 先輩にキスをされる。 唾液に麻薬でも入ってんじゃないかってくらい気持ちいい。 キスの激しさに合わせて、強くしごかれる。 「んっ……あっ……!」 先輩の背中に腕を回し、足を絡めた。 イキそう……! そう思ったとき、先輩がキスも手も止めた。 え?いや、いや……ちょっと、それは…… 「続き、してほしい?」 あ……えっと…… してほしいけど…… 先輩は無表情で見下ろしてくる。 「このままだと、僕がいじめたみたいになるから、気持ち良くして欲しかったら、同意をしてくれないと。」 先輩が意地悪い笑みを浮かべた。 きっと、以前の”お仕置き”の仕返しだ。 先輩が、響さんにおもちゃでお仕置きされて…… 正直、今でもあの時のことを思い出しては悶えてます……。 「……ちなみに、同意したら……どこまでしてくれるんですか……?」 先輩は、目を丸くした。 「はは!さすがだね、リョウスケ!手コキじゃもの足りないんだ。いいよ、リョウスケがしてほしいなら、最後までしてあげる。」 先輩は俺のズボンを脱がせて、自分のズボンを下げた。 先輩のを見て、緊張してきた。 先輩が俺の足を押さえ、指であそこをなぞられる。 「してほしかったら、そうお願いしてよ。入れられたら気持ちいいのは、ハルマを見て、わかってるんでしょ。」 そう言いながら、自分のを当ててくる。 ハルマの時はまだ恐る恐るだが、先輩なら容赦ないだろう。 俺は…… そんなことを色々考えているうちに…… 「……リョウスケ……萎えてるんだけど……。」 先輩から入れられる誘惑と、ハルマとの関係との葛藤で、エロモードが切れてしまった……。 うん、これでいいんだ。 やっぱり、俺はハルマが一番だ。 「すみません、先輩……。俺が繊細なばっかりに……。」 そうだよ、先輩に尻で気持ちよくさせられたら、もう病みつきになるかもしれない。 あぶない、あぶない。 人の道を踏み外すとこだった。 俺は、ふにゃったソレを手で隠し、ソファからどこうとした。 「お前……本当、僕をバカにするのがうまいよね……。」 先輩は俺の手を乱暴にはねのけると、俺のアレに噛みついた。

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