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第25話 プレイリスト

俺の妄想プレイリストの中に、先輩と響さんのはもちろんある。 二人で剣道の稽古をした後に、シャワーを浴びて、そのまま大人のお稽古に突入する。 できれば、先輩が剣道ではこてんぱんにやられて、足腰たたないところに、追い討ちをかけて響さんに攻められるのが良い。 ちなみに先輩とハルマバージョンもある。 先輩がハルマに懇切丁寧に教えつつ、興奮してしまったハルマのあっちの指導までしてくれるという、優しくてエッチな柏木先生だ。 今日のプレイのおかげで、俺と先輩のバージョンもできそうだ。 嫌いな後輩に体を拘束されて、無理矢理犯されるとか……屈辱なのに感じちゃうってやつ……。 先輩……多才だ……。 俺は、先輩のエロいところを様々想像して、イッた。 先輩のも掴んで、しごいてやる。 イッてもらわないと困る。 そこで疲れてもらわないと、俺は帰れない。 先輩のからも、勢いよく出る。 お互いの、はぁはぁという荒い息が響く。 ティッシュで処理しつつ、先輩を後ろから抱きしめる。 手はほどいて下ろしてあげるが、優しく……でもしっかりと掴んだままにした。 目隠しは……できれば外したくない……。 「響……好きだよ……。」 先輩のつぶやきに、ちょっと胸が痛んだ。 先輩の首の後ろにキスをした。 ―――――――――――― 先輩が眠ったので、目隠しを外し、布団をかける。 ズボンは、近くにあった先輩のスウェットを履かせた。 そっと先輩の家を出る。 冷静になってきて、結構とんでもないことをしたと思った。 なんでこんなに毎回エロいことになってしまうのか……。 俺と先輩の組み合わせは、なんかヤバイ。 ―――――――――――― 「玲斗……今、指が二本入ってるよ。」 「あ……本当ですか……。良かったです……。自分でもやってたので……。」 平日は八神のマンションで手料理を食べ、休日は少し遠いところにデートに出かけた。 夜はキスから、互いに体を舐め合うところまでいき、今は八神のお尻を開発していた。 「初めてお付き合いした人とは、どこまでしたの?」 「一度、無理矢理入れられて……それがきっかけで終わりました。付き合うきっかけも、酔った勢いだったんで……。相手が段々体目当てになってきて、なんとなく嫌になってしまいました。」 「……セックスは怖い?」 「その時は……。今は、響さんと……したいです。」 八神は素直にそう言って、はにかんだ。 指を動かしてやる。 「あ……っ。」 「どうせするなら、気持ちよくなりたいよね。」 さらに指を動かす。 ねちゃねちゃと、ローションの音がする。 「あっ……は、はい……。」 八神は、すぐ顔を赤らめた。

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