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★第32話 仕返し
「こういうことをさせられた気がするんだよね。」
俺は手錠と腕を掴まれ、勢いよく上体を引っ張られる。
そのままひっぱられて、四つん這いの姿勢になった。
「舌、出して。」
口に指をねじこまれ、舌をつまみ出される。
舌の上にモノが置かれた。
「ほら、なんか、こんな風に口で奉仕した覚えがあるんだよ。」
先輩のモノが俺の口に入って来る。
「ん…ふ…っ!」
先輩が腰を振り始めた。
「ん!んんっ……!」
「なあリョウスケ……。こんな風にされて、どんな気持ち?」
先輩が、息を荒くしながら言ってくる。
正直……嫌ではない。
あの可愛い先輩が、もう一度見たい。
俺が相手じゃ無理だろうけど……。
先輩の動きが緩んだので、両手でさおを持ち、丁寧に舐めた。
「お前……本当に変態だな……。」
先輩は俺の頭を掴んで、口の中でぐりぐりし始めた。
それ、お互いさまだよね?
ほら……結局こうして、先輩も楽しんでるじゃん……。
俺は、先輩のさおをしごいた。
先輩の息がさらに荒くなっていく。
先輩が俺の頭を押さえた。
先輩から出たものが、俺の口に広がっていく。
これで終わりには……ならないと思うけど……。
先輩のモノが抜かれて、ティッシュで口を拭われる。
すると、その手が急に止まった。
「……響……!」
先輩の言葉に、耳を疑った。
まさか……そこに響さんがいるんだろうか。
「またリョウスケ君をいじめて……。」
響さんの声だ。
「ち、ちがう!最初にやったのは、リョウスケだよ!これは……ちょっと仕返ししたくて……。」
目隠しが取られた。
響さんがとってくれたのだが、無表情で見下ろされる……。
もう、まな板の鯉だ。
大人しく罰を受けよう……。
「湊、手錠を外してあげて。」
先輩は言われたままに、手錠を外した。
「リョウスケ君、ごめんね、またこんなことになって。」
「あ、いや。俺も悪いんで……。」
響さんはなぜか優しくほほえむと、急に俺を強く抱きしめた。
響さんの男らしい体つきと、力強さに抱かれて、胸キュンする。
「響?!」
柏木先輩の焦った声がする。
響さんの手が、ズボンの中に入って来て、俺のものに触れる。
大きくて、ゴツゴツした手。
指で挟まれてしごかれる。
段々気持ちよくなってくる。
もう……俺も響さんにヤられたい……。
「響……なんで……俺じゃなくてリョウスケに……。」
先輩が泣き出しそうな声をあげる。
なんだか可哀想だ。
「せっかくリョウスケ君もいるし、今日は三人で楽しもうか。」
響さんはあっけらかんと言った。
え……ホントに……?
響さんて……
意外と何でもアリなのかな……
響さんは、俺のがMAXになったのを確認すると、今度は先輩を抱きしめて、自分に引き寄せた。
そのまま寝転がって、響さんの上に先輩が乗る形になる。
「リョウスケ君、湊のズボン、脱がせて。」
もう、俺の思考回路は機能を停止した。
言われた通りにズボンに手をかける。
「え?!や、やだよ!」
先輩が甘えた声で抵抗する。
ズボンを押さえようとするが、響さんが上半身を捕まえていて動けない。
「湊、俺のも気持ちよくして……?」
「ほ、ほんとに……三人でするの??」
先輩がそのセリフに気をとられている間に、ズボンを脱がせた。
「……!わかったよ……。」
先輩は自分のズボンは諦めたらしく、響さんのズボンのチャックを下ろし、響さんのを露出させて舐め始めた。
先輩が唇で愛撫したり、舌で舐め回している姿はやっぱり良かった……。
響さんへの愛を感じる。
響さんは、先輩の頭を優しくなでなでしてあげてる。
エロを超えて、神話の一部のようだ。
「リョウスケ君、湊をイカせてあげて。」
え!それって……入れていいって……こと?
まあ……俺の下半身の行き場としては、それしかないですけど……。
「だから……なんでリョウスケまで……。お前も気をきかせて帰れよ……。」
先輩に睨まれる。
それはそうだ。
「湊は、リョウスケ君と初めてじゃないんでしょ?」
先輩は、ギクッとしたような表情をする。
こんな、わけのわからない状況で質問されたら、取り繕うのは難しい。
「リョウスケ君にはよくしてもらってるんだから、いいじゃないか。皆で仲良くすれば。」
どうやら俺は、先輩にも響さんにもぶっ殺されずに済むらしい。
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