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第43話 先輩

「離せよっ!」 先輩は顔を背けてキスを避けようとする。 先輩の肘から上を押さえつけ、首筋に舌を這わせた。 先輩も疲れたのか、徐々に大人しくなる。 俺は先輩の胸元に頭を擦り寄せながら、乳首を吸った。 腰に手を回しながら、ズボンを下げつつ先輩の尻を撫でる。 嫌がって暴れてはいたが、あそこは大きくなっている。 男の悲しい性だ。 俺はもう一度、抱きしめながら先輩にキスをした。 「ん……あっ…はっ……。」 先輩はキスは受けつつもすぐに唇を離して、逃げようとする。 俺は先輩のものをこすり始めた。 「やめろよ!もう!」 先輩が俺の手を掴むので、もう一度体を乗せながらキスをする。 もう先輩は抵抗しなくなった。 ズボンを脱がせ、挿入する。 先輩を抱きしめながら細かく動かす。 「……キモイんだよ、お前……。」 「そんなキモイ後輩に犯されてるわけですけど……?」 先輩も顔をしかめ始めた。 喘ぐのを堪えているようだった。 「……俺と響さん、どっちが気持ちいいですか?」 「響に決まってんだろ!」 俺は深く突いた。 「あぁっ!!」 「これでもまだ響さんの方が気持ちいいですか?」 「お前なんか……足元にも及ばないから……!」 俺はさっきより何度も深くついた。 「んあっ!あぁっ!」 先輩の腰が反っている。 「メスイキ……してるんでしょ?」 先輩は無言で激しく呼吸をしている。 俺は先輩をひっくり返して尻をあげさせ、再び挿入した。 「あっ!あぁんっ!」 「キモイ後輩にイカされるってどんな気持ちですか……?」 「最悪だよ!」 先輩が布団を強く握りしめている。 俺はそれを見ながら先輩の中に出した。 先輩のもしごいてやると、こちらもすぐに出た。 先輩は、はあはあ言いながら、横たわっている。 俺は、先輩がまだ着ていた服を全部脱がした。 「……今度は……何……。」 俺は先輩を担ぐと、風呂場に連れて行き、自分も全裸になってシャワーを出した。 先輩にボディーソープを塗って、ぬるぬるにした後、抱きしめる。 先輩と出会った頃を思い出す。 先輩の爽やかで優しそうな笑顔。 ハルマと一緒にいて幸せそうな顔。 響さんといるときの、大人びた雰囲気。 意地悪な顔、エロい顔。 何よりあの時……俺のために一緒に勉強してくれた。 「……なんだよ……何泣いてんだよ……。」 先輩は慌てた表情をした。 俺にも、わからない。 「……先輩……。……好き……。」 俺は先輩にそっとキスをした。

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