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第47話 ハルマが好き

「リョウスケ……寝るならベッドに行こうよ……。」 ハルマに起こされて、目を覚ました。 ソファで寝てしまったらしい。 テーブルは片付けられていて、先輩はいなかった。 「あれ?先輩は?」 「帰ったよ。響さんがマンションに帰って来たらしいから、それに合わせて。」 「……そうなんだ……。」 ハルマの様子を見る。 普段通りだ。 「……俺が寝てる間に、先輩とエッチなことした……?」 え?っと、ハルマは驚いた顔をする。 「するわけないじゃん。先輩には響さんもいるのに。」 ケロッと言われて、なるほど、あれは夢だったんだ……と理解する。 俺はハルマを引っ張ってソファに押し倒した。 「先輩と、エッチなことしちゃダメだよ。」 「だから、しないよ。」 ハルマにキスをして、舌を絡ませる。 夢の中では、この舌で先輩のを……。 「……リョウスケこそ……先輩とエッチなことしてない……?」 ハルマが怪しんで言ってきた。 「してないよ……。俺と先輩の間にラブ&ピースはないから。」 そう、あれはセックスではない。 あれはぶつかり稽古だ。 「ふぅん……。」 「心配?」 「うん……。」 「じゃあさ、当面、三人で遊ぼうよ。先輩と二人きりじゃなきゃいいでしょ?」 「え……ま、まあそうだけど……。」 「俺にとって、ハルマは別格だから……心配しないで。」 「うん……。」 俺はハルマの服の中に手を入れて、体を撫でた。 俺の好きな感じやすい乳首、引き締まった腹筋、エロい腰、魅惑の尻……。 「ハルマ……大好きだよ……。」 「……うん……俺も……。」 それから満足するまでハルマを貪った。 ♢♢♢ 「湊……ごめんね、寂しい思いをさせて……。」 響がキスをしながら言う。 「しょうがないからいいんだけど……もっと俺にも構ってよ……。」 俺は響の唇に吸い付いた。 どれほどキスしても足りない。 どれほど結合しても満足できない。 「何してほしい?」 「……セックスはしたいけど……それだけじゃなくて……。もっと愛してほしい……。」 「愛してるに決まってるよ……。」 響が俺を強く抱きしめる。 「……今度……八神に会ってみない?」 「え……俺が?」 「半年だけの関係だけど、もし三人で一緒にいられれば俺と湊が一緒にいる時間も増えるから……。」 「……俺、嫉妬でキレないかな……。」 「大丈夫だよ。湊も、八神を気にいると思うよ。」 やっぱり、相手は八神だった。 韓流スターみたいな高身長の爽やかイケメン。 リョウスケ曰く、雰囲気もソフトだ。 「……響がそうしたいっていいならそれでもいいけど……。」 たとえば二人が見つめ合ったりなんかしたら……俺は耐えられるんだろうか……。 「うん、じゃあ近々会おう。何も心配しなくて大丈夫だよ。」 響はまた濃厚なキスをして、俺の服を脱がせていった。

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