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いつもと変わらずの淡々と、されど緊張を含んでいるような声音と共に、同じく緊張しているらしい小刻みに震える手で頬を撫でてくる。 見つめ合っているうちに不意に思い出されるのは、来た直後、眉を一つも動かさずに姫宮のことを見てきたことだ。 なんだかはぐらかされているような妙な切り方をされ、姫宮が何かしたわけではないと言ったものの、じゃあ何なのかとモヤモヤしていたことが氷解した。 あの言葉の続きはそういうことだったのか。 大いに納得したのと同時にそう想ってくれていると思うと、嬉しくて、くすぐったくも感じられ、赤らんだ頬を緩ませた。 途端、ものすごい衝撃を食らったかのように、僅かながらに目を開いた。 その見逃してしまいそうなリアクションに、それでも見たことがない彼の顔が見れたことが嬉しく感じていると、彼が急に顔を逸らした。 どうしたものかとその目線の先を見やると、なんとあろうことか大河が御月堂の膝に可愛らしい手を乗せているではないか。 「大河がそのようなことをしてくるとは思わなくて驚いた。どうした、お前も可愛らしいと思えるものだ」 姫宮に触れていた手を今度はその小さな頭に乗せようとしたが、阻むように膝を叩く。 どうしたものかと思っていると、その手で姫宮の小指を掴んだ。 思わず姫宮はぴくりとしてしまった。 再び会えるとは思わなかった我が子と再会した際、差し出した指先に遠慮がちに掴んだ以来で、またちょっとでも触れてくるとは思わなかったからだ。 しかし、本当にどうしたものか。 混乱を極める中、見かねたらしい小口が仕方なしといった口調でこう言った。

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