じゅぷじゅぷと、俺の股間からも口許からもエロい音が立つ。 　孔に指を食まれる感覚に、もっと太く長いペニスを奥までぶち込み、思うままに腰を振りたくりたくなる。 　我慢ならなくなった俺は、口からミケのペニスを解放し、中指に沿わせるように中を虐める指を増やした。 「指じゃ足りねぇよな？ これ、挿入(い)れさせてくれよ」 　増やした指で、ぐちぐちと孔を広げながら、ペニスをミケの舌へと押しつける。 　ミケの両手に腰を押しあげられ、唾液とカウパーに濡れた俺のペニスが、ずるりと抜ける。 「ずる、いっ、……んっ…」 　ゆるゆると、そこを広げるように挿抜する指に、鼻にかかる甘えたな音で紡がれた文句が飛んでくる。 「要らねぇ？ これ、欲しくねぇの？」 　ミケの顔の真上で、いやらしく腰を振るってやる。 　揺れたペニスが、ミケの鼻や頬を柔らかく叩く。 「んーっ。いるもんっ、ばかっ……」 　むにゅっと俺のペニスを掴んだミケは、欲しいけど素直に〝挿入れて〞とお願いするのは癪に触ると、最後に悪態を乗せてくる。 　可愛らしいミケの反抗に、はっと小さく笑いを零した。 　ミケの上から身体を退け、その顔を見やる。 　唇も股間も涎だらけで、両足を開いたまま床に寝転がっていたミケは、俺に手を伸ばす。 　顔を近づける俺に、ぎゅうっと抱き着いてきたミケは、腕に力を入れ、自身の身体を引き起こす。 「正面だと、ヤりにくいんだよね」 　四つん這いになったミケは、肩を下げ、尻を上げる。 　〝さぁどうぞ〞とでもいうように、片方の尻の肉を持ち上げ、振り返るミケ。 　ミケの事務的な誘惑に、腹の底がむずむずとする違和を覚える。 　後ろからミケに身体を重ね、ペニスで孔の上をずりずりと擦りながらも、その顔を捕まえ唇を重ねた。 「ここは、店じゃねぇぞ」 　重ねたついでに、その唇を柔く噛ってやる。 　裏筋を、ちゅぱちゅぱとしゃぶってくる孔に、先端を押しつけた。 　ぐっと腰に力を入れ、狭い孔を押し開く。 　ずぶずぶと飲み込まれていくペニスに、興奮する身体を落ち着かせながら、根元まで咥えさせた。 「〝獣セックス〞するつもりはねぇよ」 　獣が繁殖のためにする交尾のようなバックスタイルで、セックスを続けるつもりも、終わらせるつもりもない。