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第3話 俺の女装のインスタ?

夏休みが始まり、補講も始まった。塾組以外で、自分で勉強する自信がない奴らが集まっている。 理系科目はいいんだけど、日本語以外は苦手な俺は英語の補講を受けていた。 ヨコジマもいる。 休憩時間にヨコジマの友達のタカタを含めて三人で話している時に、タカタが言った。 「てかさー、ヨコジマ英語できるのに来てんの?」 「え、そうなの?今偏差値どん位あんの?」 と、俺。 「んー、希望の大学入るには足りてない位」 とお茶を濁す、ヨコジマ。 「いやいやいやー。生徒総代だったくせにー」 これは、タカタ。 え?生徒総代って、入学式の時に挨拶するあれ?なに、こいつ背も高くて、ねこ助けちゃう上に、勉強もできるのかー! 全俺が凹むわ…。 いやでも、困った事あれば面倒見るって言ってたよな。 べ、勉強教えてもらいてーよ、真剣に。 「ヨコジマ様、俺に英語教えて!何なら他の教科も…」 机の上におでこをつけて頼んでみた。 顔を上げると、タカタとヨコジマが俺を見ていた。 「そうだよな、補講来たってノートも取れないし大変だよな」 と、マジ心配顔のヨコジマ様。 「よし、教えたる。ヨコジマがみっちりマンツーマンで教える代わりに、キサキの女装のインスタをよこせ」 と、なぜかタカタが言って、ヨコジマに笑いかけた。 「ばっ!言うなっていっただろ!」 ヨコジマが焦ってタカタの口を塞ごうとする。 「こいつなー、キサキが女装したら結構いい線行くんじゃなかって言ってたんだよ。オサレなツンデレ女子っぽくなりそ…うぐっ」 タカタの口にヨコジマのペットボトルが突っ込まれていたのであった。

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