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第6話 エロ動画に焚き付けられたら

動画のタイトルは“Kiss to sex”。 中学生でも、俺でもわかる英語だ。 ちゅっちゅっ、ぺちゃぺちゃ、はっはっとうるさいから、とりあえず停止。 意地悪だと自覚しつつ、たくさん開いてるタブを勝手にクリックすると、わーお、エロ画像。ちょっとボーイッシュな、ツンとした女の子がこっちを見ている。おっぱいはでかくないな。 「ヨコジマ、こーゆーのがタイプ?」 んんん、なんか俺に似てる気がするのは気のせいだよな。 なんて考えてたら、無事再起動し終わったヨコジマが横に来て、ゆっくり手を伸ばして俺からマウスを取り上げてブラウザを閉じた。 「おしまい」 顔が真っ赤だ。エロ動画位で恥ずかしがらなくてもいいのに。 「エロ画像位俺も見てるよ。3台のモニターで、レイトショー三本同時上映。5.1chサラウンド対応スピーカーで、3方向から喘ぎ声で最高!」 一瞬間をおいてヨコジマが表情を崩した。 「ぷっ、集中できなさそうだなー」 同時上映とサラウンドスピーカーは冗談だったけど、ヨコジマがやっと笑った。 それから、まだ笑顔が少し残った顔で画面を見た。 何か、照れてる? 「…キサキってさー、キスしたことある?」 俺に聞く?この恋愛経験少ない俺に聞いちゃうの? 女友達は多くても付き合った彼女の数、1人なのに。 「一応ある、ちゅってしただけのやつな。さっきの動画みたいな舌絡めるのは、ない」 動画はキスシーンしか見てないけど、そんな質問されて思い出すとドキドキしてきた。 何せ健康な青少年だし。 「俺はない、から、どんなんかなと思ってさ…」 ヨコジマが横から俺を見下ろしてる 見下ろしてる 見下ろしてる 見下ろしている顔が… …俺に向かって近づいてきていた。

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