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第7話 キスが上手いのは先天的みたい

ヨコジマの唇が俺のに触れた。あったかい、柔らかい。 人生2人目のキス、しかも同級生の男と、何て考えられるほど冷静ではなかった。 正直、近づいてくる顔から目が離せなかったし、ドキドキしすぎてつば飲み込んだ音がめっちゃ大きくて焦った。 頭ん中はもうキスで手一杯。 今度は俺のCPUがパニック起こしてる。 ヨコジマのやーらかい唇が、子犬が鼻をふんふんするみたいに俺の唇に何度も押し当てられる。 それから、そっと下唇をはむはむされた。下腹部辺りで何かが溶けてしまう感覚があって、思わず相手の上唇とはむはむし返すと、ぬるっとした暖かいものが俺の唇に触れた。 うおぉぉぉぉ、身体にびびびびびってなんかが走った。 その暖かくて柔らかいものは、俺の上下の唇の裏を順になぞったのち、もうどーにでもして状態で開いてしまった俺の口の中に入ってきて、俺の舌にそっと寄り添い挨拶してきた。 あ、これ舌でしたか。 柔らかい舌がゆっくりと口の中で動いてるせいで、唾液があふれてくる。 こぼさないように必死で飲み込む。んくっ、んくっと音がして恥ずかしいぞ。キスが続くせいで飲んでも飲んでも、口の周りはびちゃびちゃになってきた。 息が苦しい、上向いてるし、口ふさがってるし、ドキドキするし、何より気持ちいーし… ヨコジマが両手で俺の頬を包んで、右からきたり、左からきたり、上を向かせたり、髪に指を通したりしてる。 気持ちいい…髪の毛にも性感帯があるみたいだ。 初めてのキスの癖に、ヨコジマはなんでこんなに上手なんだろう。 そういえば、俺の尊敬するAV監督が、エッチの上手い奴は生まれつき!経験じゃない、って言ってた気がするけど、キスもそうなのかな。 ああん、あかん。俺の息子さんがえらい状態になってきた。

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