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第8話 その後の息子の処遇は聞かないで…
ヨコジマの息子さんのことは分かんないけど、俺のはもう大変なことになっていた。
だからって、どうすればいいのか分からない。
相手が女なら押し倒す?
相手が男の場合は?
俺は何をしたいんだ?
(射精だ!)
じゃあ、何をしてほしいんだ?
(うーーーーーん…思考停止)
キスの気持ちよさにぼーぜんとしながら、ヨコジマの背中に手をまわそうとしたら、唇が離れいった。
あれ?えーっと、俺の手の行き場がなくなった。
「キサキ、ありがと」
お礼を言われてしまった。
「え?何に対して?」
「拒否らんかったこと」
いまいち状況が分からないけど、
「…ヨコジマは、俺が好きなの?それとも、あのエロ画像の子と俺が似てるからキスしたの?」
おおぅ、今思うとものすごく自惚れた質問だ。
ヨコジマが、“キャー♡”とでも言いたげに目をぎゅーっとつむってから、パチッと開いて笑顔で言った。
「俺はキサキと、キサキの顔が好き!」
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