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第3話 アーサーの体
「どこでするの?このソファ?ベッド?ベランダ?」
「ベランダではしないよ!」
俺は、急いでソファにアーサーを押し倒した。
変な選択肢を増やされる前に。
アーサーは、自分で服を脱いだ。
体のサイズは大きくなったものの、毛はなくて、まるでこどもの体をただ大きくしたみたいだった。
「どうかな、僕の体。」
アーサーが軽く笑みを浮かべながら聞いてきた。
「あ、ああ……キレイだよ……。」
前世も今世も、俺はただの一度も、このアーサーの体に傷をつけることができなかった。
「ホージョーは脱がないの?」
「あ……うん。」
人間にとって、服は大事だ。
人間は非力に違いないが、服を着ているかどうかでさらに違う。
アーサーに全部脱げと言われないうちに、ズボンだけを下ろし、アーサーの足を持ち上げた。
アーサーの局部が丸見えになる。
もう……入れていいんだろうか……。
「そんなにじっくり見られたら、恥ずかしい。」
アーサーがフフッと笑う。
「……入れるからね……。」
「うん。」
アーサーの声は無邪気だった。
最初こそきつかったが、中がぬるぬるしていて、奥までスムーズに入った。
位置的にはお尻だが、人間とは体の仕組みは違うかもしれない。
「ホージョー……気持ちいい?」
「うん……。」
温かくて締めつけられて、正直言えば気持ち良かった。
昨日まで、殺し合いをしてた相手と結合している。
何なんだろう。
「早く……もっと気持ちよくなってよ……。」
「あ、うん……。」
俺は腰を動かし始めた。
「あっ……や……っ!」
アーサーがすぐに声を出した。
「や、やば……気持ちいい……。」
アーサーがそう言って悶え始める。
俺も気持ちいい。
強く動かす。
「あっ!やっ!ダメっ!あんっ!」
アーサーは、涙目になって叫んでいる。
ダメと言われて、今さら辞められない。
アーサーの喘ぎ。
ぬちゃぬちゃと穴から漏れる音。
肌がぶつかり合うパンパンという音が部屋に響く。
アーサーの中にそのまま出した。
「あ……ホージョーのが……入って来る……。」
アーサーは、上気した顔に淫らに口元を開けたまま呟いた。
そんな、体内で起こっていることが本当にわかるんだろうか?
静かに抜いて、アーサーの様子を見る。
「僕ね……入れられて、気持ちいいって思ったの、初めてだよ……。自分の中に、こんなに気持ちよく感じるところがあるなんて、知らなかった……。」
アーサーはうっとりとした顔で言った。
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