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ー天災ー133
「そのままで……俺の肩に腕回しといて……」
「……へ? え?」
そう雄介に言われて何が何だか分かってないような望。
「ま、ええから……とりあえず、望は俺の肩に両腕回しといてくれたらええし……」
「あ……え? ああ……ぅん……」
とりあえず雄介の言葉を理解出来ていない望なのだが、雄介にそう言われて雄介の肩へと腕を回すのだ。
「ほな、力抜いててな……ココに指とかも入れるのも久しぶりねんろ?」
そう雄介は望の後ろの蕾を指で突くのだ。
「え? あ……ぅん……そう……」
「ほなら、俺の腕に足引っ掛けて……」
そう言って雄介は望の右足の下へと腕を通しそのまま手を望の背後へと回すと、
「少し……足広げてもらわんと……ココ……広げられんしな……」
「え? ちょ……この体勢……キツい……」
「せやから望はしっかりと俺に掴まってくれてたらええし……」
「え? あ……ぅん……ああ……」
すると次の瞬間には望の後ろの蕾へと雄介の指が入って来たようだ。
久しぶりの感覚に、
「ちょ……まだ……無理……痛いし……」
「でもな……ここやとこれしか出来へんし……。 やっぱ、ローション必要やったか?」
「……まさか……持ってきてねぇの?」
そう恐る恐る聞く望。
「いいや……持っておるよ……。 そろそろ、ローション無しでもいけるかなーって思うとったんやけど……やっぱ無理やったみたいやな……」
そう言うと雄介はポケットにしまえる位のローションの容器を出してくる。
「何だよ……あんじゃねぇか……」と突っ込みたくなったのだが、今はそれさえもめんどくさくなったのか望は突っ込むのを止めておいた。
ローションの容器の先が望の後ろの蕾へと入って行く。
「ぁ……ふぅ……うっ!!」
とやはりまだ体の方はそういう事に対して慣れてないせいか、どうしても力が入ってしまう。 正確には人間というのは痛い時というのは思わず体に力が入ってしまうという事だ。
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