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ー天災ー134
「ぁ……ちょ……冷たいって……ぁ……」
「仕方ないやんか……ローションってそういうもんねんから……」
そう言うと今度は独り言のように、
「これで、入ったんかな? この体勢やと後ろ見えへんしな……」
そしてそのローションの容器を再びポケットへとしまうと再び望の後ろの蕾へと指を入れていく雄介。
「これで、大丈夫かぁ?」
「え? あ……まぁ……とりあえずは……さっきよりは痛くないって感じ……」
その望の言葉に安心したのか雄介の中で何かスイッチが入ったのか中指の出し入れを望の後ろの蕾で繰り返す。
未だに望に手には力が込められている。 という事はまだ少しは痛いのであろう。
きっと雄介の中では今にも望の中に挿れてイきたいと思っているのかもしれないのだが、望がこの状態で挿れたなら、きっと望の事を傷付ける事になるのかもしれないと思ったのか今は望の後ろの蕾の中を慣らす事に集中する。
そうして、ゆっくりと中へと指を進ませていく中で「ん?」と思ったスポットを雄介は見つけたのか、
「ココか?」
とボソリと言いながらそこを突く。
「えぇ!! ちょ……いやぁああん! そこっ!! ん!」
「やっぱな……」
そう雄介は軽く口にすると、
「これで、望は気持ち良くなれるんやろ?」
もう一度そこを指で突く雄介。
「ぇ? そこはっ!! ちょ、待って……っ! 雄介!!」
更に望の腕の力が入り雄介の肩を抱き締める。
だが雄介はそこをそんなに突かずに二本目の指を望の後ろ蕾へと入れるのだった。
「次にイく時は……一緒な……はぁ……はぁ……」
もう本当に雄介の方は限界に近いのであろうか? 望の中に指を入れているだけで呼吸が乱れ始めてきている。
そりゃ、恋人を目の前にしたら誰も我慢が出来る訳ではない。
挿れたくても相手が気持ち良くなってなければとりあえず我慢するしかない。 それが大人だ。 これがもし高校生位なら男子の方が我慢出来なくて挿れてしまうのかもしれないのだが。
ローションが望の後ろの蕾の中に入っている為か雄介の耳にはその水音さえも武器になる。
その水音が聴覚をも刺激してくるのだから我慢している方はたまったもんじゃない。
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