392 / 503

ー空間ー58

 それに気付いた和也は裕実が着ているバスローブの開きの部分からゆっくりと手を忍ばせ今度はそこから裕実の体を優しく撫で始めるのだ。  裕実の体は白くて凄くスベスベな肌をしていた。 和也はそのスベスベした肌を堪能するかのように何度も何度もお腹と胸の辺りまでを往復し裕実の緊張が解れるのを待つ。  今はまだゆっくりとしか出来ない。 でも和也だって男だ。 こういう事をしていれば勝手に自分のモノは勃ち始めてくる  幸いなことにまだ裕実にはそれは知られていないのかもしれない。 だってまだ和也はバスローブを脱いでいないのだから。  そう和也だって自分は男なのに、こうやって男に反応してしまうのだから和也自身だって恥ずかしいことだ。 でも逆に考えれば本当に好きだからこそ自分のモノが反応してしまう。  そうやって和也が優しく裕実の体に触れていると、ゆっくりとだが裕実の体の力が抜けてきたようにも思える。 きっと緊張がほぐれてきた証拠だ。  それでも初めての裕実を怖がらせないようにバスローブの中に手を忍ばせ体に触れるという事を何回も続ける。 裕実が慣れるまでは自分は我慢するしかないと思っているのであろう。 「ん……ぁ……はぁ……」  そしてそういう行為を繰り返しているうちに裕実の口からは声が出てきた。 やはり人間なのであろう。 こういう行為をしているのだから無意識のうちに裕実は腰や足をくねくねとさせてきてるのだから。

ともだちにシェアしよう!