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ー雪山ー26

 わざと望は『気持ちいいから』という言葉を避けたつもりだったのに、雄介にそれを言われてしまい再び顔を赤くする望。 「しゃーないな、今日はこんくらいでええかな? 望、俺の上から退いて……。 ほんで、後のことは俺に任せてくれたらええし」  望はその雄介の言葉に返事をせずに雄介の上から退くと先程のようにベッドの上で仰向けになる。  雄介は自分の上から望が退くと腹筋の力だけで起き上がってベッド横にある引き出しの中からローションを取り出すのだ。 「ちょ、いつものように望の後ろのココの中、慣らさなきゃアカンしな。 ちょ冷たいの我慢してて」  雄介は望の足を開かせると、ローションを手のひらに付けて指にもローションを付けると先ずは後ろの蕾も入口部分から丁寧に指先で擦り始める。 「ん! ぁ……」  もう望の方はそれだけでも感じているようだ。 「ぁ……ふぅ……」  部屋内にはローションの水音と望の甘い声が響き渡る。 「ホンマ……望の声って可愛えな。 むっちゃ、俺の方も興奮してきたし」 「ぁ……アホ……」  その望は雄介に向かって悪態は吐くものの、もう瞳の方は潤ませていて明らかにその表情だけで十分過ぎる程、気持ちいいというアピールをしているようだ。 「そんな事言うたって、体の方は正直みたいやで、ほら、望のモノの先端部分からな、透明な液体が溢れ出てきとんのやからな……これって、気持ちええっていう証拠やろ?」  そこまで言われると、流石の望も何も言えなくなってしまったようだ。 「そんな事言うと、俺の声聞かせてやらねぇぞ」 「そないな事をしたら、俺のテクでお前の声を出させてやるまでや」  いくら望が悪態を吐いても雄介の方は望の言葉を打ち消してくる。  そう言われてしまい望の方はプライドに火がついてしまったのか、負けず嫌いなのか歯を食いしばって本当に声を出さないつもりのようだ。  その望の様子に雄介の方はクスリとすると望の中に指を入れて、先程、ローションを入れる前よりも滑りがよくなってしまった中をわざと音を立てながら、指を出したり入れたりを繰り返し始めた。 「……ん!」

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